2019年1月にリリースされた4thアルバム『FLAVA』がオリコンウィークリーチャート1位を獲得。2月に約2年ぶりの日本武道館公演を成功させるなど、順調にキャリアを重ねているLittle Glee Monsterがニューシングル「君に届くまで」をリリース! TVアニメ『MIX』EDテーマとしてオンエアされているこの曲は、温かい雰囲気のメロディ、“すれ違う想い 太陽が照らす/いびつな心も 輝けるように”というフレーズが心に残るミディアムチューン。リトグリの新機軸とも言える「君に届くまで」を中心に、5周年に対する思い、思い出のアニメなどについてメンバー5人に語ってもらった。

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――ニューシングル「君に届くまで」はTVアニメ『MIX』のEDテーマとして話題ですね。

manaka 柔らかくて、陽だまりみたいなイメージの曲だなというのが、最初の印象でしたね。リトグリは元気でパワフルな曲が多いので、いままでとはちょっと違うテイストだなって。

アサヒ (「夏になって歌え」に続き)いきものがかり水野良樹さんに曲を書いていただけたこともうれしくて。歌うのはけっこう難しいんですけどね。メロディラインに高低差があるし、ハーモニーにもいろいろなテイストが入っていて。

MAYU 歌い出しの“制服でいつも歩いていた 河川敷ひとり寝転んだ”というところもそうですけど、“大人と子供の間”という感じの歌詞もいいなって。

芹奈 アニメの雰囲気にもすごく合ってるんですよ。『MIX』は野球のアニメですけど、ほかのスポーツをやっている方だったり、勉強や就活を頑張っている人にも響く曲だと思います。MVにはファンの人から送ってもらった、平成約30年間の思い出の写真を使っていて。私たちくらいの世代から大人の方まで、幅広い年齢の方に楽しんでもらえると思います。

かれん リトグリのファンの方、アニメのファンの皆さんにも楽しんでもらえたらいいなと思います。実際、オンエアを観た方からの反響もすごいんですよ。私も普通のファンとして楽しんでるんですけど(笑)、最後に自分たちの曲がかかって、作品の一部になれているのがすごくうれしくて。

MAYU うん。『MIX』は『タッチ』から30年後の話なんですが、私の両親も『タッチ』が好きで、小学生の頃からよく観てたんですよ。同じ高校(“明青学園”)が舞台だから、『タッチ』世代の方も私たち世代の方も楽しめるアニメだなって。

manaka 両親世代の『タッチ』ファンの皆さんにとって、“南ちゃん”はヒロインの理想像だって聞いて。その30年後を描いたアニメのEDテーマを歌わせてもらえるのは、すごいことだなって思います。

アサヒ エンディングの絵と曲もすごくピッタリで。最初観たときは感動的でしたし、毎週楽しく観てます。

芹奈 「君に届くまで」をとおして、たくさんの世代の皆さんに私たちのことを知ってもらえたらうれしいですね。

――ちなみに皆さんのなかで思い出に残ってるアニメというと?

かれん 『ぴちぴちピッチ』ですね!人魚が変身して歌で敵をやっつけるお話なんですけど、幼稚園の頃、大好きで。いまだに観てますね。

MAYU 私は『おジャ魔女どれみ』ですね。オモチャがいっぱい家にありました(笑)。

芹奈 小さい頃は、よくディズニーアニメ映画を観てましたね。『わんわん物語』とか。音楽が素晴らしいんですよね。

アサヒ 私は『きらりん☆レボリューション』が好きでした。主題歌とか、ほぼ覚えてます。

manaka 『美少女戦士セーラームーン』と『キューティーハニー』ですね。女性の主人公が戦っているアニメが好きなんですよ。『ふたりはプリキュア』も観てました。「“ほのか”と“なぎさ”、どっち派?」って(笑)。

――一方、カップリング曲の「Baby Baby」はソウルフルなダンスチューン。リトグリらしい曲ですね。

manaka パンチがあってパワフルな曲で、レコーディングも楽しかったです。いつもの自分たちらしさに上乗せした感じですね。

芹奈 初期の私たちを思い起こしてもらえるのかなって。こういう曲はコーラスも楽しいんですよ。

アサヒ ライブ映えする曲だなって思います。セットリストカッコいい曲ゾーンに入るんじゃないかなと。

MAYU こういう曲はコーラスも重要だし、かっこいいフレーズが多いんですよ。ライブで歌うのも楽しみです。

かれん 日本語の割合が少なくて、英語が多いのが珍しいなって。サビは一緒に歌えると思うので、ぜひライブで歌ってほしいです。

――3曲目の「夢がはじまる」は再び水野良樹さんの作詞作曲による、前向きなメッセージを響かせるミディアムチューン。

MAYU 元々中京テレビの開局50周年イメージソングを水野さんが担当されることになっていて、リトグリにお話をいただいて。

manaka 「君に届くまで」もそうですけど、水野さんの曲はこちらの表現力が上がれば上がるほど豊かになっていく感じがあって。「ここで波を作ったほうがいいな」とか、いま持っている引き出しを最大限に活かして歌わなくちゃいけないし、試されている感覚もありますね。

芹奈 ライブのときのように熱く歌ったほうが映える曲じゃないかなって。レコーディングでもそのことを意識して、歌っては聴いて、歌っては聴いてを繰り返して。“ライブの雰囲気を音源に残してみたい”という気持ちもあったので、そのあたりもぜひ感じてほしいですね。

アサヒ 私は芹奈の歌を聴いてから歌ったんですよ。心から叫ぶような力強さを感じたから、私も自然とそっち寄りになって。

かれん 曲の後半に向けて、どんどん感情が強くなるんですよ。歌うのは難しいですけど、早くライブで披露したいですね。

MAYU この曲もライブ映えすると思うし、ステージで歌う回数を重ねるごとにもっとよくなるんじゃないかなって。ファンの皆さんの顔を見て歌うと、自然と気持ちが込められるというか。「“わたし”は“わたしたち”になる」もそうですけど、自分たちに当てはまる歌詞も多いし、部活動とか、団体やチームで頑張っている人にも聴いてほしいです。

――続いて、2019年の活動についても聞かせてください。今年はデビュー5周年。8月からは全国ツアー“Little Glee Monster 5th Celebration Tour 2019 ~MONSTER GROOVE PARTY~”がスタートしますが、どんな1年にしたいですか?

かれん 1月にアルバム『FLAVA』をリリースして、武道館2daysライブがあって、すごく充実してますね。2020年のオリンピックパラリンピックで歌うことが目標なので、それに向けて、もっともっとリトグリの音楽を発信していきたいです。

MAYU この1年は記念すべき年になると思います。この先もずっと歌っていけるように、もっと頑張っていかないと。

芹奈 「世界はあなたに笑いかけている」に続く、リトグリの代表的な曲を作りたいですね。「世界~」みたいに、曲が先行していくとアーティストとしてはすごくうれしいんです。フェスやイベントで歌ったときも、「この曲、この子たちが歌ってるんだ」って言ってもらえるんですよ。

manaka 5周年のツアーも楽しみですね。メンバー、スタッフの皆さんとも話をしていて、いままでやったことがない演出も取り入れたいなって。2020年もそうだし、この先5人で歌い続けるための力を付ける1年にしたいです。

アサヒ スポーツの応援で歌わせてもらうことも増えていて。私たちが歌ってる姿を見て、「私も頑張ろう」と思ってもらえるとすごくうれしいし、私たち自身ももっともっと頑張りたいです。

――デビューから5年経って、「ここが変わったな」と感じるところは?

芹奈 デビューのときに比べるといろいろと変わったところはあると思いますけど……変わってないとヤバいですからね(笑)。

かれん そうだね(笑)。見た目は大人っぽくなったと思います。ファンの方にもめっちゃ言われるので。

MAYU 語彙力も増えましたね。こういうインタビューでも、デビューの頃よりはちゃんと話せるようになったかなって(笑)。

アサヒ ライブに来てくれるお客さんの数も増えて。うれしいですね。

manaka ライブのパフォーマンスも変わったと思います。「歌ってる姿が好き」と言われることも多いし、それが聴いてくださる方の原動力になるんだなって気づいて。“音楽が好き”という初心も忘れないようにしたいですね。

MAYU 変わらないところもたくさんありますからね。メンバーともずっと一緒にいるし、相変わらず仲良しです(笑)。

Interview & Text By 森 朋之

●リリース情報
「君に届くまで」
5月29日発売

【初回生産限定盤(CD+DVD)】

品番:SRCL-11157 ~58
価格:¥1,574+税

【通常盤(CD)】

品番:SRCL-11159
価格:¥1,204+税

<CD>
1. 君に届くまで
2. Baby Baby
3. 夢がはじまる
4. 君に届くまで -instrumental-

<DVD>
Little Glee Monster Live Tour 2018Calling!!!!!」-Live on 2018.10.21-)
1. NO! NO!! NO!!!
2. Catch me if you can
3. Get Down

【期間生産限定盤(CD+DVD)】

品番:SRCL-11160~61
価格:¥1,574+税

<CD>
1. 君に届くまで
2. Baby Baby
3. 夢がはじまる
4. 君に届くまで -TV Size-

<DVD>
1. 恋を焦らず Music Video
2. ハピネス Music Video

(C)あだち充・小学館/読売テレビ・ShoPro

関連リンク
Little Glee Monsterオフィシャルサイトツアー特設サイト
リスアニ!

掲載:M-ON! Press