中国メディア・東方網は29日、「日本人はどうして長時間の通勤に耐えられるのか」とする記事を掲載した。

 記事は、日本メディアの調査結果として、首都圏に住んでいる日本人の平均往復通勤時間が1時間以上で、1.5時間から2時間が多くの割合をしめるとともに、中には3時間前後の人もいると紹介した。

 そのうえで、中国の大都市においても近隣都市のベッドタウン化が進んでいることで通勤時間が長くなっており、中国人の通勤族も日本人と同じような辛さを感じ始めているとした。その一方で、日本と中国の長時間通勤には多少異なる部分があるとして3つのポイントを挙げている。

 1つめは、日本の企業では通勤手当が十分に支給されていることとした。鉄道やバスなどの公共交通運賃が決して安くない日本では、従業員の負担が大きくならないように会社が交通費を実費で支給するのが一般的になっている一方、中国では地下鉄などの料金が安いこともあってあまり交通費が支給されないと伝えた。

 2つめは、オフィスエリアと住宅エリアがはっきりと分かれており、住宅エリアは都会の中心から比較的遠い場所にある一方で、静かで快適な環境が確保されている点を挙げた。そして、多くの日本人が多少遠くても良質な住環境を確保できる地域に居を構えるのだとしている。

 最後の3つめは、「すでに長時間通勤に慣れてしまっている」とした。確かに「慣れ」とは恐ろしいものであり、実際に「どうして長時間通勤に耐えられるのか」と日本のサラリーマンに質問すれば、おそらく最も多くの人が「もう慣れちゃったから」と答えるだろう。

 記事はまた、日本の通勤列車では毎日のように乗客による「椅子取りゲーム」が発生しているが、これは乗車中に居眠りできる状況を確保するための争いであると説明。日本では電車内の居眠りは日常的に見られる光景であり、通勤時間が多くのサラリーマンにとって睡眠不足を補うことのできる貴重な時間になっているのだと解説した。(編集担当:今関忠馬)(イメージ写真提供:123RF)

日本人はどうして過酷な長時間通勤に耐えられるの?=中国メディア