EL決勝で2得点を挙げたアザールが試合後に「これがさよならになると思う」と移籍示唆
チェルシーは現地時間5月29日に行われたUEFAヨーロッパリーグ(EL)決勝でアーセナルに4-1と快勝し、2度目のEL制覇を成し遂げた。この試合で2ゴールを挙げ、「マン・オブ・ザ・マッチ」に輝いたベルギー代表MFエデン・アザールは、試合後にレアル・マドリード移籍を示唆。エースを失うことになるチェルシーだが、元ブラジル代表DFダビド・ルイスは、すでにその穴を埋められる選手がいると話している。英紙「デイリー・ミラー」が報じた。
アザールは最後まで圧巻のプレーを見せた。同じロンドンを本拠地とするアーセナルを相手に2ゴール1アシストを記録し、EL制覇に貢献。そして試合後には、「これがさよならになると思う」と発言し、長らく噂されていたレアル移籍を決断したことを匂わせた。
これを聞いた同僚のダビド・ルイスは、「代わりにメッシとクリスティアーノ・ロナウドを獲ろう」と冗談を飛ばした後、「彼が移籍を決めたのなら、最善を祈るのみだよ」と言い、アザールとの思い出を語った。
「彼は素晴らしい友人であり、素晴らしい選手だ。いなくなったら、寂しくなるのは間違いない。僕たちはまだ若かった頃、かなり前から一緒にプレーしてきたし、彼は世界中で誰もが知る選手になった」
世界有数のドリブラーを失うことになるチェルシーだが、ダビド・ルイスはすでにクラブ内に彼の後を継げる選手がいると感じているようだ。
18歳のハドソン=オドイについて「レジェンドになり得るタレント」と高評価
「これは人生のサイクルの一つだよ。一つのストーリーが終わったら、次のストーリーが始まるんだ。彼の穴を埋められるタレントがいるし、エデンのようになれるチャンスが多くの選手に与えられるんだ」
ダビド・ルイスが特に期待をする選手として名前を挙げたのは、18歳のイングランド代表FWカラム・ハドソン=オドイだった。
「カラムはアカデミー出身の選手で、いつの日かクラブのレジェンドになり得るタレントだ。幼い頃からこのクラブのことを知っているし、エデンのようになれる才能がある。カラムにとって新しい歴史、物語の始まりだ。今、負傷をしているから、あまり良いスタートではないけれどね。でも、それも成長できるチャンスだよ」
バイエルンが背番号10を用意して獲得を目指した逸材は、今年4月にアキレス腱断裂で手術を受け、現在は治療中(全治まで最低6カ月)。来季以降、周囲の期待する活躍を見せられるか注目が集まる。(Football ZONE web編集部)
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