3Dコンテンツの没入感を高めるために、嗅覚や味覚など+αの感覚を刺激する「4D」技術が市民権を得つつあります。VRにおいても例外ではなく、「高級料理の映像と連動したVR食事」「匂いを出せるデバイス」など、さまざまな挑戦が行われてきました。

そうした中で、マンダムのニオイケア商品「GATSBY(ギャツビー)」から、新たなVRの楽しみ方「5D」が提案されました。

その名も「ギャツビー お化け屋敷5D -戦慄爽快- 史上最恐、ニオイケア体験。」です。実写ホラー映像とクールタイプのデオドラントグッズを組み合わせ、ゾワッと背筋が凍る恐怖をよりリアルに演出したVRコンテンツ。上記の文脈に当てはめるなら、視覚と聴覚に皮膚の温度感覚が+αされています。

昔ながらのお化け屋敷でも、冷たいもの(こんにゃくとか)を肌に触れさせる手法は取り入れられてきました。こんにゃくですら恐怖を演出しうるのです。最新のVR映像と冷却グッズが組み合わされば、体験者は絶望のあまり咽び泣き「いっそ楽にしてくれ」と懇願するに違いありません。ちなみに「5D」は五感で体験するという意味と、「デオドラント」のDです。

最高のD(デオドランド)級ホラー

ここからは実際に体験した様子を紹介します。

用意するのはYouTubeの映像を再生できるヘッドマウントディスプレイGATSBYのボディスプレークールタイプ)と、そのスプレーを躊躇なくぶっかけてくれる気心の知れた友人です。

今回はGATSBYが用意したハコスコとタンクトップを使用しました。スプレー以外にもボディシートや直塗りタイプの「ジェットロールオン」を用意すると更に楽しめるでしょう。

準備ができたら特設サイトからVR映像を再生します。

恐怖の物語は、彼女役の山田杏奈さんと廃屋を訪ねる場面から始まります。説明はありませんが、おそらく地元で有名な心霊スポットなのでしょう。ギィ……と嫌な音を立てて開くお化け屋敷のドア。デートコースとして最悪すぎる。 今からでも遅くないから名探偵ピカチュウとか見ようよ。

しかし彼氏である私の意見はすべて無視され、彼女は真っ暗な屋敷をずんずん先に進んでいきます。俺たち本当に付き合ってるんだよね?

「めっちゃ暗いんだけど」「待って懐中電灯持ってきた」「あれ?点かない」

ごそごそとバッグを漁り、懐中電灯を取り出す彼女でしたが、どうやら調子が悪い様子。カチカチスイッチを入れる音が暗闇に響いたのち、ふいに視界が明るくなります。

よかった。懐中電灯が点いたんだ。そう安堵したのもつかの間。薄明かりに照らされた屋敷から現れたのは……



狂った殺人ピエロでした。怖い怖い怖い。

さらにこの瞬間、体験者をさらなる恐怖が襲います。VRお化け屋敷ピエロが現れると同時に、現実ではボディスプレーが噴射されるのです。冷たい怖いヒィッ。

これこそが「-戦慄爽快-」の真骨頂。本コンテンツには体験者用の本編映像とは別に、協力者(友人)用の解説映像が用意されており、緊張感が最大になるタイミングで「スプレーを胸元にかけろ」「ボディペーパーで右手首を掴め」のようなイタズラが提示される仕組みです。

急にピエロが迫り来るビックリ系ホラーと、不意打ち的に使われる冷却グッズの相性は抜群。映像と音声だけならば「これはVR……これはVR……」と理性で恐怖を抑え込めますが、スプレーで肉体を攻められるとそうもいきません。反射的に肌が粟立ってしまいます。

また驚かせ方のバリエーションも豊富です。ネタバレを避けるために詳細は伏せますが、肌に当たる感触とVR内の映像が絶妙にリンクしたシーンばかりで、制作陣の性根の悪さを存分に感じられました。

全天球カメラで撮影されたお化け屋敷の雰囲気は素晴らしいの一言。グロテスクな生活臭の漂う屋内は、「悪魔のいけにえ」から「バイオハザード7」に至る系譜のおどろおどろしさがあります。

……と、順当に戦慄を味わえたのは最初の2~3分ほど(映像は全体で6分半)。残る後半はこれから記述する「とある気づき」に思考が支配され、恐怖よりも楽しさが打ち勝ってしまいました。

その気づきとは……



こいつ……



練習上がりの野球部みたいな匂いがするな……。

当然といえば当然なのですが、スプレーを噴射すればさわやかなデオドラントの芳香が辺りに広がります。それはまさしく、学生時代に何度もお世話になった青春の香り。白塗りのピエロが姿を現すたびに、制汗剤のシトラスが鼻腔をくすぐり、懐かしい通学路の景色が鮮明に蘇るのです。完全に脳がバグってる。

このギャップがツボに入ってしまい、後半はピエロが現れるたびにゲラゲラ笑っていました。

「狂った殺人ピエロ」と「高校球児」。明らかにねじれの位置に存在します。青空の下で白球を追いかける殺人ピエロなんて、ありえない。ありえないはずなのに、目の前のソレが放つ香りには、確かな実在感があるのです。世界のどこかには「幼馴染の女子マネに甲子園出場を誓う殺人ピエロ」がいるかもしれないと、そう思わせるだけの説得力があるのです。

5Dってすごい……。

恐怖が裏返って笑いに転じる感覚は、良質なB級……いやD級ホラー映画を観る体験に似ています。「5D」のDは「デオドラント」のD。香りが生み出すバカバカしい体験もまた、GATSBYの狙い通りだったのかもしれません。

というわけで、実際に体験してみた感想としては、とにかく「楽しい」の一言に尽きます。VRゴーグルを被る人、イタズラを仕掛ける人、周囲で見ている人、全員がハッピーになれるコンテンツです。こと現役学生の皆さんは、教室や部室で仲間とワイワイ遊んでみてください。

ピエロより何よりも恐ろしいのは、気がつかないうちにGATSBYの香りが郷愁に変わっていた事実。抗いようのない「時間の流れ」なのですから……。

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