今シーズンを締めくくるチャンピオンズリーグ決勝の開催が迫り、日々、盛り上がっているサッカーファンも多いことだろう。『サッカーキング』でも、インタビュー編集部メンバーによる座談会過去の同国対決を振り返る企画など、様々なコンテンツを配信してきた。

 その一環として、現役Jリーガー、サッカージャーナリスト、サッカー好きタレントに「あなたにとってCL決勝史上最高の試合/ゴール/選手は?」というアンケートを実施。いただいた回答を、「試合編」「ゴール編」「選手編」の3回に分けて発表する。

 今回は「ゴール編」。なお、本企画では、現役Jリーガーの小野伸二北海道コンサドーレ札幌)、サッカージャーナリストの西部謙司氏、小澤一郎氏、ベン・メイブリー氏、そして大のサッカーファンとして知られる歌手、森山直太朗氏の5名の方にご協力いただいた。

【CL決勝史上最高のゴール】 ■小野伸二北海道コンサドーレ札幌

2011-12 レヴァークーゼン 1-2 レアル・マドリード
ジネディーヌ・ジダンレアル・マドリード

 ライナー性のクロスではなく、高く上がった滞空時間の長いボールをしっかりとボレーでミートして、あのコースに入れる技術はすごい。

■西部謙司/サッカージャーナリスト

2001-02 レヴァークーゼン 1-2 レアル・マドリード
ジネディーヌ・ジダンレアル・マドリード

 舞台はレアル・マドリーが5連覇を達成したときと同じハムデン・パークでした。時代は移り、アルフレッド・ディ・ステファノやフェレンツ・プスカシュのいたチームではなく、ルイス・フィーゴ、ジネディーヌ・ジダンラウール・ゴンサレスらのロス・ガラクティコ。高く上がったロベルトカルロスのクロスを、ジダンが美しい左足のボレーで決める。まるで時が止まり、スポットライトを浴びたジダンだけが動いているように見えました。息をのむゴールでした。

小澤一郎サッカージャーナリスト

2001-02 レヴァークーゼン 1-2 レアル・マドリード
ジネディーヌ・ジダンレアル・マドリード

これはもう一択で、ジダンですね。ロベルトカルロスがクロスを上げましたけど、あれだけ高く上がってしまったボールを左足で仕留めたジダンの芸術性の高さ、技術、すべて詰まったゴールじゃないかと思います。去年のベイルのオーバーヘッドとかもありますけど、“時間が止まった”というのを感じさせるようなゴールだったので、これが最高かなと思います。

■ベン・メイブリー/サッカージャーナリスト

1993-94 ミラン 4-0 バルセロナ
デヤン・サヴィチェヴィッチ(ミラン

 相手はあのヨハン・クライフが率いる、ローマリオ、フリスト・ストイチコフ、ロナルド・クーマン、ジョゼップ・グアルディオラプレーする、あのバルセロナでした。ミカエル・ラウドルップをベンチ外にしてしまうほどの人材を誇るバルセロナに対して、ミランはエースのマルコ・ファン・バステンが大ケガで欠場、名CBコンビのフランコ・バレージとアレッサンドロ・コスタクルタがともに出場停止。美しいフットボールが期待できるのは、バルセロナの方だった。

 しかし、堅守のイメージが強かったファビオ・カペッロミランが、この状況で輝く攻撃を魅せました。そして2点リードで折り返した後半立ち上がり早々、右のタッチライン付近で10番を背負うユーゴスラビア人、デヤン・サヴィチェヴィッチが相手DFミゲルアンヘル・ナダルにプレッシャーをかけてボールを奪う。そのまま角度の無いところから、ループシュートのボレーで名GKアンドニ・スビサレッタの頭上を抜き、ゴールネットを揺らした。何という発想だ。何というビューティフルゴールだ。

森山直太朗/歌手

1991-92 バルセロナ 1-0(延長) サンプドリア
ロナルド・クーマン(バルセロナ

 決勝に限っちゃうとすごく難しいけど、91-92シーズン決勝でロナルド・クーマンがぶち込んだFKですね。GKが立っている側の、狭いコースをぶち抜いたすごいゴールでした。

 チャンピオンズリーグはここ数年でちゃんと見れる環境が整って、今ではタブレットとかでも見れる時代だけど、それに慣れちゃった分、ちょっと希薄になっているとも感じていて。当時はサッカーを映像で見るのがすごく難しかったけど、苦労してたどり着いた試合、ゴールシーンは刻まれるというか、ずっと忘れないんですよね。

チャンピオンズリーグ決勝史上最高のゴールは…? [写真]=Getty Images