

2日、北海道札幌市白石区のアパートで火事があり、男性3人がケガをした。
火元となった部屋で、住人の男性(50)が行なっていた行動に、ネット上では「他人事じゃない」などの反応が出ている。
■ドライヤーで衣服を乾燥、発火
報道によると、火災が起こったのは同日朝7時台。4階建てアパートの2階の一室から火が起こり、午前7時45分頃、近所の人から消防に通報があった。
火元の部屋の一部は焼失し、住民2人が煙を吸って病院に運ばれたものの、命に別状はないという。
なお、注目すべきは発火原因。火元の部屋に住む男性は警察に対し、「ドライヤーで衣類を乾燥させていた」「火が出て、服に燃え移った」などと話しているそうだ。
■吹き出し口を塞ぐと火災の危険
この男性のように、衣服を急いで乾燥させようとして、ドライヤーを使用したことがある人は少なくないのではないか。
しかし、「電気製品認証協議会(SCEA)」のHPを見ると「靴などを乾燥する目的でドライヤーを使用するのはやめましょう」との記述があり、その理由が「空気吸い込み口や吹き出し口をふさぐと、内部のヒーターが急激に過熱し、火災の原因になります」と綴られている。
北海道の火災で、男性がどのようにドライヤーを使用していたかは不明だが、効率良く乾かすために衣服の中に吹き出し口を入れ、塞がってしまった結果、火災に発展した可能性もありそうだ。
■「知らずにやってた」との声も
この報道に対し、ネット上では「気をつけなきゃ」「知らずにやってた」などの声が寄せられることに。
「自分も乾きがいまひとつの時にドライヤー使ったことがある。危険だったんだな……」
「知らずにやってた。怖い。気をつけよう」
「こういう使い方をしたことはないけど、する人がいてもおかしくないよなあとは思う」
■説明書を読むのは3分の1のみ
しらべぇ編集部では以前、全国の男女1,378名を対象に「家電やおもちゃなどの説明書を読むか」について調査を実施。その結果、およそ3人に1人が読んでいることが判明。50代男性は3割未満と、男性の中でもっとも低い該当率となった。
もし説明書を読んでいれば、防げたかもしれない今回の火災。家電を使う際は、必ず取扱説明書を読むようにしよう。
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【調査概要】
方法:インターネットリサーチ「Qzoo」
調査期間:2016年5月20日~2016年5月23日
対象:全国20代~60代の男女1,378名(有効回答数)

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