米国の主要都市では電動キックスクーターがすっかり浸透し、そのほかにも電動アシスト自転車や電動スケートボードなどマイクロモビリティが充実している。

そして次にくるのはモペットかもしれない。スタートアップRevelはこのほどニューヨークにモペット1000台を投入した。

・1時間の利用で計16ドル

日本ではあまり馴染みがないが、モペットは電動機付きの自転車のこと。しかしRevelのモペットにはペダルはなく、どちらかというとスクーターに近い。ニューヨークではモペットに乗るには二輪免許は必要ないらしく、それゆえに気軽なシェアリングとして提供されている。

Revelのサービスは解錠するのに1ドル、その後1分あたり25セントで乗車できる。つまり1時間の利用で計16ドル。レンタカーよりも断然安く、なおかつ小回りがきき、駐車場探しに苦労することもない。

・ヘルメットも用意

ただし、安全のためRevelのモペットの最高速度は時速48キロとなっている。遠距離移動や高速、大きな道路での走行には向かず、そのためRevelのサービスはクイーンズとブルックリンの2地区に限定されている。エリア内のちょっとした外出には最適だろう。

使い方は他のキックスクーターシェアリングとほぼ同じで、近くのモペット探しから解錠、支払いまで全てアプリで完結する。また、スピードが出る分リスクも大きくなることを意識してか、モペットの後部に設置されたストレージにはヘルメットが用意されている。

もし旅行などでクイーンズとブルックリンを訪れることがあるなら、足として利用するのも手かもしれない。

Revel

キックスクーターより速い! モペットシェアリングのRevel、NYに1000台投入