EMTUMに所属するVTuber(バーチャルユーチューバー)の届木ウカさんは、AIxSF projectのAI学会企画セッション「未来社会の知能・虚構・リアリティ」 に参加したことを発表しました。同講演は、アーカイブにより視聴が可能です。配信先はこちら。
AI学会企画セッション「未来社会の知能・虚構・リアリティ」では、SF作品におけるAIの扱われ方の研究発表や、未来社会での虚構(バーチャル)と現実の関係などが論じられました。セッションにはサポーターとして参加している届木ウカさんの他、東京大学専任講師の鳴海拓志さん、SF作家の柴田勝家さん、日本SF作家クラブ理事の長谷敏司さん、東京大学博士課程の宮本道人さんがパネリストとして登壇しました。
https://www.youtube.com/watch?v=jpqctjsXr8s
セッションで語られたAIやバーチャルの未来
セッションの第一部「人工知能とフィクションについて」では、長谷敏司さんと宮本道人さんを中心に、フィクション作品が現実にどのような影響を与え実現してきたかや、SF作品が描いてきたAIの分布分析などが展開されました。
第二部「リアリティの再設計」では、届木ウカさんと鳴海拓志さんと柴田勝家さんを中心に、フィクションと虚構の境界線はどこにあるのか、人間の認知はバーチャルでどこまで拡張できるのか、バーチャルは人間の可能性を広げるのか閉ざすのかの問いに、パネリストがそれぞれの見解を答えました。
届木ウカさんはバーチャルで活動するクリエイターとして、VRChatやVR放送局VRoadCasterに携わってきた経験から、バーチャルは仮想ではなく実像であること、バーチャル空間だからこそ実現できることなどを語りました。また実例として、番組制作もソーシャルVRの中で会議をしてきたことも紹介しました。
第三部では「未来社会の知能・身体性」についてパネリストがこれまでの総括を論じ、会場からの質疑応答に答えました。会場は満員となり、時には笑いが起きる場面も。今後もプロジェクトは続いていくとのことで、今後の動向もチェックしていただければと締められ、セッションは終了しました。
トークセッション、お越しいただきありがとうございました! 難聴おじいちゃんで申し訳ありません……(//´ω`//) これからもこうした取り組みにお力添えしていけるよう、バーチャル活動頑張ります!(*‘ワ‘ *) #JSAI2019 #人工知能学会 pic.twitter.com/zCFe9UkyKt
— 届木ウカ19時コラボ告知 (@todoki_uka) June 5, 2019
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