6月7日(金)から全国で公開される実写映画「アラジン」。今回ランプの魔人ジーニーのプレミアム吹替版キャストを務めている山寺宏一が、新しく生まれ変わった楽曲“フレンド・ライク・ミー”に関して語ってくれた。

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ランプの魔人ジーニーは、マシンガンのごとく早口でまくし立てるコミカルなキャラクターだ。ひょんなことから自分の主人となったアラジンに仕えながらも、アラジンに恋の手ほどきや人生のアドバイスまで送る。

そしてアラジンとジーニーが初めて出会った時に、ジーニーが披露するのが“フレンド・ライク・ ミー”という楽曲。“ホール・ニュー・ワールド”と並ぶ作品の顔といっても過言ではない名曲だ。オリジナルのアニメーション版をはじめ、これまで数々のジーニーを演じてきた山寺は、今回の“フレンド・ライク・ミー”に関して「今回はアニメーション版にはなかったラップ調です!」と意外な一言を漏らす。

ラップ版のフレンド・ライク・ミーとは一体どんなものなのか? 

山寺は「今回も曲は基本的には同じですが、ウィル・スミスが歌ってるのでノリも違いますし、日本語の歌詞もかなり変わっています。ロビン版が“楽しくて明るくてユニーク”だとすると、ウィル版は楽しさはそのままに、“パワフルかつカッコいい”という感じでしょうか」とベースが同じながらも印象をガラリと変えたものになることを明かした。

■ 「ジーニーになりきってノリノリで歌えば大丈夫」

オリジナルの“フレンド・ライク・ミー”は、2014年に亡くなったロビンウィリアムスが担当し、今作ではウィル・スミスがその役を担っている。

ウィルは過去に「ザ・フレッシュ・プリンス」の名でラッパーとしても活躍していた経験も持っている。そんなウィルは、「アニメーション版とは音楽的に異なる何かを伝えることが出来るのではないか」と語っており、今回の曲調変更は彼の存在が一役買っているであろう。

また、日本のMr.ジーニーといっても過言ではない山寺にとって、今回の“フレンド・ライク・ミー”を歌いあげることは大変でありながらも、とても楽しい経験になったという。山寺は「ノリと勢いで楽しく! これしかないと思います。リズムも難しいし、どこで息継ぎして良いか分からなくなる所もあると思うけど、ジーニーになりきってアラジンに語りかけるようにノリノリで歌えば大丈夫! 特に新バージョンは、メロディーは気にせず全部ラップになってもいいくらいだと思いますよ」と“フレンド・ライク・ミー”の歌い方のコツを明かした。 (ザテレビジョン

日本語吹替版のランプの魔人ジーニーを務める山寺宏一が今作に懸ける思いを語る