“激動の時代・昭和”の人物や商品、出来事などにスポットを当て、昭和の魅力を振り返るBSテレ東の歴史番組「武田鉄矢の昭和は輝いていた」。

【写真を見る】武田鉄矢や錦野旦らが、西城秀樹さんのあの曲の振り付けを!

6月7日(金)の放送では、「情熱のシンガー “西城秀樹”よ永遠に 2時間スペシャル」(夜7:00-8:54)と題して、2018年5月に亡くなった歌手・西城秀樹さんを特集する。

親交のあった錦野旦、伊藤咲子、そして約10年間振り付けやコンサート演出を担当した一の宮はじめがゲストとして登場。懐かしの映像と共に、当時の知られざる裏話を紹介する。

今回WEBサイト「ザテレビジョン」が事前に視聴し、オリジナルレビューで番組の魅力を伝える。

ワイルドでセクシーな魅力を放出

平成生まれの筆者は、正直西城秀樹さんと聞くと「YOUNG MAN」しか即答できなかったのですが、番組を見ると、「この曲も! あの曲も知ってる!」とテンションが上がりました。それもそのはずですよね。

シングル総売上は約1159万枚でオリコンベスト10入りを連発したり、歌謡界に洋楽ロックを取り入れたり、野球場での単独コンサート、ペンライトの使用など、日本の音楽史に功績を残すスターなのですから。

今回番組では、18のヒット曲を取り上げているのですが、その圧倒的歌唱力、ワイルドな魅力に引き込まれました。女性だけでなく男性のファンも多くいたことが、容易に想像できました。

武田さんと錦野さんが収録で「声がかすれるのが色っぽい」と話していたように、激しく野性的なアイドル時代の楽曲をはじめ、オトナの魅力たっぷりに歌い上げるバラードまで、とてもセクシー。

個人的に「第6回日本歌謡大賞 放送音楽賞」で披露した「至上の愛」で“眠ろう”という部分を目を閉じてささやいていて、トキメキました。

そして、印象的なのは振り付けも。一の宮さんが「秀樹は覚えが悪かった」と振り返る他、西城さんがファンのために、振り付けを変更したという心温まるエピソードも取り上げられる…カンゲキ!!

話がそれますが、「チャンスは一度」など男の魅力全開の楽曲で着用していた衣装、エネルギッシュに歌って踊る様子を見て、筆者はT.M.Revolution西川貴教さんが頭に浮かびました。調べてみると当時西川さんは、西城さんの影響を受けていたようで、納得。

そんなことを考えながらも(?)、この番組は若い人にこそ見てほしいです。昭和と平成を駆け抜けたスター・西城秀樹さん。令和を生きるわれわれが、西城さんの大きな足跡を語り継ぐ必要性を感じました。(ザテレビジョン・文=ち)

6月7日(金)の「武田鉄矢の昭和は輝いていた」は西城秀樹さんを特集