次期監督候補サッリ氏がピルロ氏のコーチ就任を推奨 クラブはすでにオファー済みか

 2000年代から2010年代前半にかけて、“レジスタ”として一時代を築いた元イタリア代表MFアンドレア・ピルロ氏が、来季から古巣ユベントスに復帰する可能性が浮上している。イタリア紙「トゥット・スポルト」は、ユベントスピルロ氏に下部組織コーチとしてのオファーを出したと報じている。

 マッシミリアーノ・アッレグリ監督の退任を発表したユベントスは、チェルシーのマウリツィオ・サッリ監督に来季以降の指揮を任せるべく、協議していると言われている。同紙によれば、その交渉のなかでサッリ監督からピルロ氏の名前が挙がったという。

 サッリ監督はユベントスの監督就任の条件として、ピルロ氏に下部組織のコーチを務めてもらいたいと考えているようだ。それを受けたユベントスアンドレア・アニェッリ会長からピルロ氏へ直々にオファーがあったようで、ピルロ氏は前向きに検討していると伝えている。

 ピルロ氏には、具体的にU-23あるいはプリマベーラ(U-20相当)の監督の席を用意してオファーをしたようで、将来的に指導者の道を目指すピルロ氏は、古巣ユベントスでその道の一歩を踏み出せることに対し、前向きに考えているという。

 ユベントスは将来的なトップチームの監督も育てていきたいという考え方があり、クラブのレジェンドであるピルロをその第一人者に据えたい意向を持っている。これまでも特別な関係を築いてきたユベントスピルロ氏は、今回も思惑が合致し実現する可能性が高いと見られている。レジェンドの帰還として大々的に報じられる日は、すぐそこまで来ているのかもしれない。(Football ZONE web編集部)

ピルロ氏が来季から古巣ユベントスに復帰する可能性が浮上している【写真:Getty Images】