■「映画の中で夫婦の疑似体験を堪能していたので(笑)ニュースを聞いたときは驚きました。ぜひ山ちゃんにもこの作品を観てほしいですね!」(稲垣吾郎

【画像】『海獣の子供』の初日舞台挨拶の様子

映画『海獣の子供』の初日舞台挨拶が昨日6月7日、東京・TOHOシネマズ六本木ヒルズ スクリーン7で開催された。
本作は、自然世界への畏敬を独自の漫画表現で読者を魅了し続ける漫画家五十嵐大介の『海獣の子供』を原作とするアニメーション映画中学生の少女・琉花が、ジュゴンに育てられた兄弟“空”と“海”に出会い、ひと夏の冒険を繰り広げるさまが描かれる。

アニメ制作は、映画『鉄コン筋クリート』で第31回日本アカデミー賞最優秀アニメーション作品賞を受賞し、そのハイエッジな映像表現で世界から注目を浴びるSTUDIO4℃、音楽は久石譲が担当。米津玄師主題歌「海の幽霊」を手がけたことでも話題となっている。

舞台挨拶には、琉花の芦田愛菜、海役の石橋陽彩、空役の浦上晟周、琉花の父・安海正明を演じた稲垣吾郎、監督を務めた渡辺歩が登壇した。

【登壇者コメント
■初日迎えた感想、本作への想い
芦田:いよいよ本日から、たくさんの人にこの作品を観ていただけるのがとてもうれしいです。私は、琉花と“海”が水族館で出会うシーンが好きなのですが、久石さんの音楽がとても素敵で、何かが始まる期待、高揚感を、ぜひ皆さんにも味わっていただきたいです。一つひとつ立ち止まりながら向き合って、こだわって演じました。この作品は、生命の誕生や起源、神秘が描かれていて、明確な答えのない作品だと思います。観ていただいた皆さんそれぞれに感じられることは違うと思いますし、違っていいと思います。体全体で感じて、感じたことを大切にしていただけたらうれしいです。

石橋:まだ映画館で観れていないのですが、学校の友達と観に行く約束をしているので、早く映画館で観たいです。変声期を迎えて、アフレコはいつ声が変わるかわからないタイミングで、でもそのときやっと安定してくれた時期でした。アフレコの2日後くらいにまた声が変わり始めて危なかったです(笑)。この作品は観終わったあとに言葉では伝えられない感情が全身に溢れます。特に最後の30分は本当に圧倒されます。何回も観たくなるような、もう1回観て考え直したくなるような作品なので、ぜひ楽しんでいただきたいです。

浦上:完成した作品を観て本当に圧倒されたので、ついに皆さんに観ていただける日が来たか! という思いです。久石譲さんの音楽と後半にかけての盛り上がりがすごいので、ぜひ注目していただきたいです。観終わったあとに、あれはどういうことかなと考えたり、誰かと語り合うことができる映画です。観る方によって解釈や感想がまったく違う作品だと思うので、ぜひ観終わった後に語り合っていただいて、この作品を心の中で深めていただけたらうれしいです。

稲垣:僕らは声を通して作品と関わっていますが、スタッフは何年もかけてこの作品を作り今日を迎えたと思います。とてもおめでたい日ですね。収録は一人ひとりバラバラに行ったので、今日この舞台挨拶の場で3人(芦田、石橋、浦上)に会えたことがうれしいです。キャラクターとして接していたのでなんだか不思議な気持ちですね。若いキャストの皆さんは、我々大人にはないパワーが詰まっていて、限りない永遠の可能性を秘めていると思います。とても大きなテーマが描かれいて、広い宇宙から見たら一人ひとりの人間はちっぽけでも、自分も宇宙の一部で、それぞれが宇宙と繋がっていると感じられると思います。『海獣の子供』は体験型の作品ですので、ぜひとも大きなスクリーンで楽しんでいただきたいです。

渡辺監督:すべてのキャラクターに対して、これ以上ないほどぴったりの方に演じていただくことができ、本当にうれしいです。役のイメージキャスティングしましたが、琉花、海、空の3人はたまたキャラクターと同じ年代で、同じブースに入ってアフレコをしていると、なんて脆くて儚いものを持っているんだろう、と胸を打たれました。この瞬間を、一言ひと言のセリフに込めて映画に記録していくしかないと思いました。稲垣さんは包容力を含めてキャラクターイメージが重なったので、画のタッチも寄せて描きました(笑)。海から来た少年2人が、琉花に何を語り、琉花は小さな体全身で何を受け止めたのか、本日公開を迎えて、この映画は皆さんのものになりますので、ぜひ一人ひとりメッセージを受け取って、持ち帰っていただきたいです。

■本作のテーマのひとつでもある“家族”について
芦田:家族ならなんでもわかるだろうとつい甘えてしまいがちですが、「ありがとう」や「ごめんなさい」などちゃんと言葉にしないと伝わらないこともあると思います。そこは私自身、いつも意識しているところです。
琉花は、お母さんとは同じ屋根の下で暮らしながら気持ちがすれ違ってしまったり、お父さんとは離れて暮らしているけれどいざというときに心配しあったりしています。家族とはこうあるべき、と考えるのではなくて、お互いを想い合うことが大切だなと思います。

浦上:海と空は血の繋がりはおそららくないのですが、兄弟として描かれていて、血の繋がりではないところで絆があります。そこにアングラードが入って、家族のように描かれている食事のシーンが好きです。そこを注目してもらえたらうれしいです。

石橋:血の繋がりだけでなくて、同じ気持ちを持って、思いやりや絆があるからこそ家族だと思います。海と空にとってはジュゴンも大切な家族なので、愛情や絆さえあれば家族になれるんじゃないかと思います。

稲垣:家族にはそれぞれの形があって、何が正解というふうには比べられないものだと思います。正明の家族も、別居していたり事情を抱えながらも、物語が進むにつれて、家族が再生していく姿も描かれます。この3人の家族は、ずっと絆を持って歩んでいくと思います。
家族といえば、作品の中では妻(琉花の母)役を先日ご結婚された蒼井優さんが演じていらっしゃいます。映画の中で夫婦の疑似体験を堪能していたので(笑)ニュースを聞いたときは驚きました。でも山ちゃん山里亮太)大好きですし、とてもお似合いだと思いますし、会見を見て山ちゃんかっこいいと思いました。おめでとうと伝えたいですね。おふたりの末長い幸せを願っています。ぜひ山ちゃんにもこの作品を観てほしいですね!



映画情報
『海獣の子供』
全国公開中!
原作五十嵐大介『海獣の子供』(小学館 IKKICOMIX刊)
キャスト芦田愛菜 石橋陽彩 浦上晟周 森崎ウィン
稲垣吾郎 蒼井 優 渡辺 徹 / 田中泯 富司純子
監督:渡辺 歩
音楽:久石 譲
主題歌米津玄師「海の幽霊」(ソニーミュージックレーベルズ)
アニメーション制作:STUDIO4℃
配給:東宝映像事業部
(C)2019 五十嵐大介・小学館/「海獣の子供」製作委員会

映画『海獣の子供』作品サイト
https://www.kaijunokodomo.com/
(M-ON! MUSIC NEWS
掲載:M-ON! Press