ごく稀に、TwitterのDMに「いい男の見分け方を教えてください」というメッセージが届きます。


そのたびに僕は「仕事とプライベートと合わせて、過去に何人の男性と一対一で会話したことがありますか?」と聞き返します。


そうすると大体の人は「10人〜30人くらい」と答えます。あなたはどうでしょうか?

この数字多いと感じますか?少ないと感じますか?


個人的には「1,000人と会話すればある程度その人の良し悪しを見抜けるようになり、1万人と会話すれば達人になる」と考えています。



恋活(婚活)は就活と似ている

これは拙書『なぜあなたの恋愛は思い通りにならないのか?』でも書いたことですが、恋人(結婚相手)探しと就活は非常によく似ています。
就活の時には、いくつもの会社の会社説明会に行き、相手の出している情報(や人からの口コミなど)から会社の本質を見抜き、エントリーシートや面接で「あなたと付き合いたい」と告白をすることになります。
社会人として働いたことがない人でも、先輩のツテやOB訪問などを経ていろんな企業人と関われば、どんな会社やいい会社なのかがある程度わかるようになりますよね?
そのためには100社くらいを比較検討しなくてはなりません。そこからようやく「まともな10社」くらいが絞られてきます。
これくらいの量をこなせる人は、選択の精度が上がっているのでその絞った10社から複数オファーをもらうことがざらにあります。(と、知り合いのエージェントが言ってました)


「人と会話した量」があなたにもたらすもの

僕もこの仕事をするようになってからマッチングアプリを使って300人くらいの女性に会いましたし、その手前で1,000人以上の人にお会いしてきました。
結果として「どんな思考性の人がどんな言葉を使うのか?」がよく見えるようになってきました。
自信がない人はこういう言葉を使いがち、とか、マウンティングが好きな人はこういう言葉を発言しがち、とか、そう言った共通点が見えるようになるんです。
そのおかげで、恋愛相談がものすごく抽象的でも、使っている言葉からなんとなくその人とその人の恋人の思考性が見えるようになりました。
あなたもたくさんの人と会って会話をすれば、その人の使っている言葉からその人の考えていることや思考性がくみ取れるようになります。


会話は「自分像」を明確にしてくれる

たくさんの人との会話を経験することで、自分もたくさん話すことになりますよね。
そうすれば自分の考えや価値観を相手に話す機会も増えます。
すると自分がどういう人間か、何を望んでいるのか?、何を大切にして生きているのか?などもよくわかるようになります。
実は、恋愛上手になるには「自分という人間のカタチ」を知ることがとても重要なんです。
いい男の見分け方に興味がない人でもそこに興味がある人は多いのではないでしょうか。
『彼を知り己を知れば百戦殆うからず』。彼を知るだけではダメです。自分のことを知るために、ぜひいろんな人と会話してみてください。


いい男と付き合いたいなら、たくさんの男と会話しよう

さすがにこれを読んでいるあなたに1000人に会えとは言いませんが、せめて100人くらいと会話をしてから「いい男かどうかを見極めたい」と言うべきでしょう。
これはいますでに恋人がいる人も同じです。彼ばかり見ていても、彼の良さ・悪さは見えてきません。
たくさんの男性(女性も)と会話することで、初めて見えてくるものがあるのです。
さらに良し悪しだけではなく「自分にぴったり合うかどうか」も、他の男性との会話の量で精度が上がります。
もちろん、彼がいるのに遊べと言っているわけでも、一度に何人もの男性と並行してデートしろと言っているわけでもありません。
仕事関係でもいいので、週に1回でも新しい男性と会話すれば、3年間で150人には会える計算になります。
それくらいの人と会話してみてから判断してもいいのではないか、と思うのです。3年の投資で一生使える目が養えるなら安い投資だと思いませんか?(川口 美樹/ライター)
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