注目される来季の去就に地元メディアは「数日以内には結論を出す」

 今季限りでフランスの強豪パリ・サンジェルマンPSG)から退団することが発表された元イタリア代表GKジャンルイジ・ブッフォンには、二つの選択肢があるという。イタリアサッカー専門メディア「カルチョメルカート・コム」が報じている。

 昨季終了時にイタリアセリエAの強豪ユベントスから退団したブッフォンは、引退説もあるなかでPSGに移籍した。元より、そのタイミングではイタリア代表がロシアワールドカップ(W杯)に出場できると見込まれていたため、同大会が現役最後の大舞台となるプランとされていたからだ。しかしイタリア代表が出場を逃し、ブッフォンPSGで現役続行となった。

 そして今夏、ブッフォンは1シーズンでPSGを退団する選択をした。記事では、すでにアメリカからのオファーに断りを入れたとされ、残る選択肢は二つ。一つはシンプルに1年前に流れた引退説を今季そのまま実行すること。このままユニフォームを脱ぐ可能性が十分にあるとした。

 もう一つの選択肢が、ブッフォン17歳にしてデビューを飾った古巣パルマで現役のラストシーズンを過ごすことだという。パルマでは間違いなく英雄の帰還として歓迎されることが間違いない一方で、ブッフォンが近年に受け取っているような年俸は間違いなく用意できないともされた。そのうえで、ブッフォンイタリアへの思いの強さからアメリカへのオファーを断っているとしている。

 果たして、イタリア代表の最多出場記録を保持して、サッカー界で歴代最高のGKの一人にも数えられる41歳の鉄人は、このままそのキャリアに終わりを告げるのか、それとも思い出の地でラストシーズンを送るのか。「熟慮の末、数日以内には結論を出すだろう」とされたその決断に、注目が集まる。(Football ZONE web編集部)

PSGから退団することが発表されたGKブッフォン【写真:Getty Images】