永井が代表初得点含む2ゴール、久保も待望のA代表デビューを飾った

 日本代表は9日に国際親善試合でエルサルバドルと対戦し、FW永井謙佑(FC東京)の代表初ゴールを含む2得点により2-0で勝利した。コパ・アメリカ参戦前最後のゲームで快勝し、森保一監督は「勝利できたのは自信になる」と試合を振り返った。

 日本は前半19分に永井が鋭い切り返しから左足のシュートを決めて代表初ゴールをマーク。さらに同41分も永井がMF原口元気ハノーファー)のお膳立てから追加点を奪った。

 その永井が右肩を痛めて途中交代するハプニングにも見舞われるなど、後半はゴールを奪えなかったが、前半のリードを維持して勝利を手にした。同22分には18歳のMF久保建英FC東京)が、史上2番目の若さ(18歳5日)でデビューを飾った。

 試合後、森保監督は攻撃で良い形を作れたと手応えを感じている様子だった。

「1試合目(トリニダード・トバゴ戦)よりも2試合目はチームとしても良い形を出せた。攻撃の形、1試合目もチャンスはできたが、今日は『攻める』というところ(がテーマ)で勝利できたのは自信になる」

 永井が決めた2得点はいずれもDFが起点となった攻撃だった点について聞かれると、「3バックでビルドアップして攻撃につなげることを選手がチャレンジしてくれた」と評価。自身の代名詞とも言える3バックシステムをこの6月シリーズにA代表で初めてテストし、結果も残した。

 この試合では結果以上に18歳久保のデビューに注目も集まっていた。後半22分から途中出場した久保については「良いプレーをしてくれた」と語るにとどまった。(Football ZONE web編集部)

日本代表の森保監督【写真:Noriko NAGANO】