なでしこジャパンは10日、女子ワールドカップ(W杯)2019グループD第1節でアルゼンチン女子代表と対戦し、0-0で終了した。

前日の試合でイングランド女子代表(FIFAランク3位)がスコットランド女子代表(同20位)に2-1と勝利しているグループD。2大会前の王者であるなでしこジャパン(同7位)は、W杯優勝メンバーの熊谷と鮫島が健在であるものの、W杯初出場組が17名と大幅な若返りを見せた中、アルゼンチン(同37位)との初戦を迎えた。

フラットな[4-4-2]を採用したなでしこはGKに山下、4バックに右から清水、熊谷、南、鮫島、中盤に右から中島、三浦、杉田、長谷川、2トップに菅澤と 横山を起用した。

立ち上がりから押し込む展開としたなでしこは、サイド攻撃を起点に打開にかかる。しかし、アタッキングサードではアルゼンチンの守備を上回れず、決定的なシュートには持ち込めない。

結局、枠外シュート2本に終わったなでしこはチャンスを作るには至らず、前半をゴールレスで終えた。

迎えた後半も押し込む展開としたなでしこは、開始5分に横山がミドルシュートでGKを強襲。圧力をかけ続けると、56分に決定機を迎えた。清水が右サイドを抜け出してクロスを入れた流れから、長谷川がシュート。だが、ミートしきれず枠の左に外してしまった。

直後、横山に代えて岩淵を投入したなでしこだったが、徐々に攻撃がトーンダウン。攻勢が弱まったことを受けて75分、中島に代えて遠藤を左サイドに投入した。

しかし、追加タイムの長谷川のシュートはGKに止められ、0-0で終了。低調な内容で引き分けスタートとなった。

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