尿1滴でがん検査ができる!

エイベックスとHIROTSUバイオサイエンスが設立したAVEX&HIROTSU BIO EMPOWER合同会社(以下、A&H)が普及を進めている“線虫”による早期がん検査『N-NOSE(エヌノーズ)』。この新種の検査が膵臓がんの早期発見に成功したことが発表された。

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『N-NOSE』とは、HIROTSUバイオサイエンス社長の広津崇亮氏が発明した、尿1滴でがん検査ができるという画期的な技術。尿の中のがんの匂いに反応するという線虫の特性を活かすことで、安価で高精度、かつ患者の負担が少なく手軽に検査ができる世界初の技術とされている。

膵臓がんの早期発見に成功

『N-NOSE』が最新の研究において感度向上やがん種別の識別も可能になること、そして早期発見が難しいとされる膵臓がんのステージ0、ステージ1での早期発見に成功したことが医療メディア『Beyond Health』にて報告された。がん治療に比べて遅れているという“がんを見つける診断技術”だが、今回の発表でさらに実用化に近づいたと期待が寄せられている。

AVEX&HIROTSU BIO EMPOWER合同会社は、「エンタメ分野も使って、より多くの人たちに早期発見の大切さを知ってもらえれば早期治療が受けられる人が増え、多くの笑顔を作ることになるだろう」とコメントしている。『N-NOSE』は2020年1月にも、検診センターなどを通して実用化される見通しとなっている。

耳マン編集部

エイベックスが研究に携わるがん検査『N-NOSE』、膵臓がんの早期発見に成功と発表