2019年6月11日、バスの車内で女性の下半身を触ったとして、20代男性が奈良県警奈良西署に現行犯逮捕されました。

バスの運転手のとっさの判断が今回の現行犯逮捕につながったことを、産経新聞は伝えています。

痴漢被害にあった女性の訴えに対し運転手がとった行動

産経新聞が報じたところによると、男性は同じ停留所から乗った女性の真後ろの座席に座り、座席の隙間から手を伸ばして、女性の下半身を約7分間、触っていたといいます。

バスが停留所に到着後、女性から「この人、痴漢です」と伝えられた運転手は、そのままバスの乗車用扉が開かないよう操作。そのまま、男性を車内に閉じ込めました。

運転手は営業所を通じて警察に通報するとともに、乗降用扉が開かないよう操作して男子学生を車内に閉じ込め、警察官の到着を待った。車内には他に乗客2人がいたが、いずれもこの停留所で降車。男子学生は警察官が駆けつけるまでの約10分間、観念して座席に座っていたという。

産経新聞 ーより引用

なお、男性は容疑を認めており「目についたのでつい触ってしまった」と述べているとのことです。

運転手の機転に称賛の声

今回の一件はネット上で話題を呼び、運転手のとっさの判断を称賛する声が相次いでいます。

・運転手も、勇気を出して痴漢被害を申告した女性も、ナイス

もしも相手が逆上して暴行したら…って思うと怖くもなるけれど、無事でよかった。

・運転手さんの素晴らしい判断に拍手。

痴漢被害者の中には、羞恥心や恐怖心から助けを求めたり、被害を訴えたりできない人も多いといいます。

今回、バス車内で痴漢被害を自ら訴えた女性も、とても勇気を振り絞ったはずです。

その勇気に応えるように、助けの手を差し伸べた運転手の存在は、女性にとってどれほど心強く思えたことでしょうか。

一方、寄せられているコメントの中には、運転手に対し「もしもえん罪だったらどうしたのだろうか…」という声も。

しかし、大切なのは被害者のみならず、周囲の人も含めて「痴漢は絶対に許さない」という姿勢を見せること。その姿勢が広がれば、痴漢の強い『抑止力』につながるのではないでしょうか。

痴漢は決して許されない犯罪行為であり、社会からなくなるに越したことはありません。だからこそ、痴漢の現場に居合わせた場合、この運転手のようにすぐに行動をとれる人でありたいものです。


[文・構成/grape編集部]

出典
産経新聞
※写真はイメージ