2011年10月以来、北米とヨーロッパで舞台上演されているシルク・ドゥ・ソレイユの【マイケル・ジャクソン・ザ・イモータル ワールドツアー】は、ロシアスイス公演での興行収入を受け、今週の米ビルボード・ホットツアーのランキングで1位を獲得した。

 キング・オブ・ポップ、マイケル・ジャクソンの曲をフィーチャーした同舞台は、1年間にわたる北米ツアーを経て、昨年秋にヨーロッパ公演を開始。ロシアでは10月12日に欧州ツアーが始まって以来、3都市でショーが開催されており、最初は11月のサンクト・ペテルブルクにある収容人数1万2000人のアイス・ホッケー競技場 アイス・パレスでの4公演だった。その後、2012年はドイツオーストリアスペインをまわり、今年初めには再びロシアへ戻りカザンで3公演。さらに1980年夏季オリンピックの際に建設されたモスクワのオリンピスキ・スタジアムで6公演を行ない、990万ドル以上の興行収入を得ている。

 また、2月13~15日のスイス公演で会場となったのはハレンシュタディオン屋内競技場で、3夜連続公演で2万人の入場者を集め、280万ドルの興行収入を記録した。

 その他のホット・ツアーでは、昨年10月にNYCでワールドツアーを開始したポップ・トリオ ジョナス・ブラザーズが、ラテン・アメリカツアー最初の3公演の興行収入から3位につけている。

 昨年、ヨーロッパで【ザ・セカンド・ロウ・ツアー】を開始したミューズは、北米ツアーのチケット売り上げ報告を受け5位に。2月22日にフロリダ・サンライズのBB&Tセンターで始まったアメリカでの5つのアリーナ公演で、チケットセールスは200万ドルを超えた。同ツアーはタンパ、オーランド、シンシナティをまわり、3月4日シカゴのユナイテッド・センターでその週のツアーを締めくくった。