山や森などにハイキングに出かける時、愛犬を連れて行く人は多いことでしょう。

アメリカに住むYunueさんは初夏のある日、湖の美しい州立公園へ家族とハイキングに出かけました。そこには愛犬のクルーも一緒でした。

※写真はイメージ

彼女たちが歩いていた湖の周りにはいくつか湿地帯があり、クルーは大はしゃぎで泥の中に入って行ったのだそう。するとある場所でクルー水の中に落ちてしまったため、Yunueさんは慌てて彼女を水から引き揚げたといいます。

そしてこのことが原因で、楽しいはずのハイキングは悲しい出来事へと一転してしまったのです。

湿地帯で遊んだ犬に異変が

この後、クルーを見た通りがかりの人たちがYunueさんに「この辺りで藍藻(らんそう)の毒で亡くなった犬がいるから気を付けて」と声をかけてきたのたそう。

それを聞いたYunueさんは急いでクルーを動物病院に連れて行きます。しかしクルーは体の震えや発作を起こし、意識不明になった後、肺の麻痺により約2時間後に命を引き取りました。

クルーが湿地帯の水の中に落ちていたのは、1分にも満たない時間だったといいます。

Yunueさんによると、湖には「この湖は藍藻の毒性があるため釣りをしないように」という看板が立てられていましたが、犬やそのほかの動物に対しても致命的な毒だということは書かれていませんでした。

また公園のウェブサイトには、『犬に優しい公園』と紹介されていたということです。

Yunueさんは藍藻の危険性について知らなかったのだそう。もし知っていたら、クルーを連れて湿地帯に入ることはしなかったでしょう。

私がただ望むのは、ほかの誰も、今日私が経験した痛みを味わうことがありませんようにということです。どうかどうかどうか、あなたの愛犬や動物をよどんだ水の中で遊ばせる時は気を付けて、そして藍藻がある場所を避けてください。

特に気温が高くなるこの時期は、藍藻が増え始めます。

Yunue Moore ーより引用(和訳)
Posted by Yunue Moore on Sunday, May 12, 2019
Posted by Yunue Moore on Sunday, May 12, 2019

藍藻は青っぽい緑色をした光合成細菌で、海水や湖などの淡水中に多く生息します。藍藻の毒素は哺乳動物にとって危険で、汚染された水を飲んだ動物や人が死亡することもあるということです。

またYunueさんのFacebookには藍藻の毒には解毒剤がなく、もし犬が感染した後に命が助かったとしても、神経や肝臓に後遺症が残る可能性が高いと記されています。

犬は泥だらけになって遊ぶのが好きなもの。大切な家族であるペットを守るため、自然の中にこのような危険が潜んでいることを、私たち飼い主がしっかりと覚えておくべきでしょう。


[文・構成/grape編集部]

出典
Yunue Moore
Yunue Moore