日本には毎年多くの観光客が訪れていて、優れたサービスや料理、アニメやアイドルなど独特の文化は多くの外国人に受け入れられている。一方、日本には外国人からすれば「受け入れられない」と感じるものも少なからず存在しているようだ。中国メディアの今日頭条は7日、外国人の目から見ると不思議だと感じられるという日本の習慣を紹介する記事を掲載した。

 記事はまず、近年中国人を含めた多くの外国人が日本を訪れていて、日本を観光していると紹介。だが、短期間の旅行と長期間の生活では話が異なり、日本では長期間生活していると、不便に感じることや不思議だと感じることが数多くあるものだと論じた。

 具体的な例として記事は、米国人の意見として「日本人は英語が話せないにもかかわらず、無理に英語を使おうとする」と紹介した。英語が母語である人が聞いた場合、日本人の多くは「英語が不慣れ」であることはすぐに分かるようだが、英語を知らないのに無理に英語を話そうとするため、「外国人が気分を害してしまう表現」を使ってしまうケースがあると紹介した。

 また、日本の飲食店は多くの場合、分煙になっていることを指摘する一方、部屋の一角を喫煙室にしているだけで、煙が禁煙区域に漏れてくるなど、完全に分煙となっていないケースが多々見られるのも外国人からすれば不思議な光景だと強調した。

 続けて記事は、「非現金決済が普及していないのは非常に不便である」と中国人の声を紹介した。日本では現金主義の人がまだ多数派であるせいか、外出する際には携帯電話と財布を持って出掛けなければならないのは、「中国人からすると非常に不便である」と伝えた。他にも記事は、韓国人留学生の意見として、「外出時に鍵を持って出掛けなくてはならない」ことは不便であると紹介。韓国では電子キーや指紋認証キーが一般的であるため、日本での生活が不便であると感じるそうだ。

 逆に、日本人が中国で生活していても不思議だと感じることは非常に多く存在している。例えば、中国人は仕事とプライベートの時の服装に変化がなく、TPOという概念がない。また、特別な式に出席するのでないにもかかわらず中高年の女性がドレスアップして街を歩いていることには違和感を覚える。だが、こうした違いも異文化として楽しめる心の余裕を持つことが、異国での生活には大切なのかもしれない。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)

外国人の目から見ると不思議だと感じられるという日本の習慣とは=中国メディア