6月11日に放送された「BS12プロ野球中継2019」。千葉ロッテマリーンズVS横浜DeNAベイスターズ(●ロッテ3-6DeNA○)では、副音声の実況にアナウンサーの田中大貴さん、ゲストに谷繁元信さんを招き、ビジター応援放送を行った。


「高校からプロ野球に入っているので、同じような高卒のキャッチャーが気になる」と、谷繁さん。横浜時代に1度、中日時代には4度、チームをリーグ優勝へ導いた名捕手が注目しているキャッチャーについて語った。

日本ハム
「清水(優心)。彼は良くなっていくと思います」

■ 楽天
「嶋(基宏)がまだやれそうなので、他のキャッチャーがあまり出られていない。この間、新人の太田光も無難にやっていたけど、まだまだ」

ロッテ
ロッテキャッチャーはみんな里崎に見える(笑)。その時のレギュラーキャッチャーを真似るっていうのもあると思う。構えが似ている。田村(龍弘)も江村(直也)も」

オリックス
「若月(健矢)。肩はいいけど打つ方はなかなか結果が出ていない。それは年とともに良くなっていくと思う」

ソフトバンク
「甲斐(拓也)がだいぶ成長したので、しばらくは甲斐でしょう。九鬼(隆平)と栗原(陵矢)という高校から入ったキャッチャーがいる。甲斐が成長しているので彼らの出る機会がない。他球団に行けば試合に出られる能力は十分ある」

■ 西武
「森(友哉)がメインでやっているけど、バッティングということになる。キャッチャーということで考えると、まだまだやらないといけないことがある」

■ 横浜
「伊藤(光)。オリックスからトレードできて、軸になってやっているが、まだ絶対的ではまだない」

■ 中日
「強肩の加藤(匠馬)が開幕スタメンを勝ち取っている。プレイングマネージャー時代に遠征で神宮に行った時にちょうど大学野球をやっていて、見ておいてくれと言われた。加藤が練習をしているところは見たけど、まさかのスタメン落ち。なので実戦は見ていないけど、いざ入ってきたら、肩は確かにすごい。バッティングは相当時間がかかるなと言う感じはしました。ドラゴンズキャッチャー事情もまだまだ厳しい。高校から入っている選手(石橋康太)が楽しみ」

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試合はDeNA神里和毅選手が5打数4安打1打点と大暴れ。谷繁さんは「神里選手は子供の頃に犬に追いかけられたことがあるけど、犬を振り切って逃げたことがある。それほど足が速い」とリードオフマンのエピソードを紹介。サイクル安打に王手をかけた6回表、左中間に長打を放ち思い切って3塁を狙うも、タッチアウト。サイクルヒットの快挙達成とはならなかったが、谷繁さんは「(神里選手の)後ろに犬を走らせておけば良かったんですよ。(アウトになったけれど)楽しませてくれた」と、アドバイス?と賛辞を送った。

DeNAは1点を追う5回に4得点の猛攻で試合を決め、交流戦3連勝。優勝を狙う古巣に対して谷繁さんは「OBとして言うと、気持ち、ワンプレーワンプレーの執念が大事だと思う。どうやったら点が取れるかということを選手一人一人が考えていかないといけない。技術がある選手は多いので、あとは意識の問題」と、厳しくも温かいエールを送った。

BS12プロ野球中継2019」の次回は、6月12日千葉ロッテマリーンズVS横浜DeNAベイスターズ戦を放送。主音声の実況を加藤暁さん、解説を立川隆史さん、副音声の実況に田中大貴さん、ゲストにダーリンハニー 吉川正洋さんを招いて放送する。

※健康、ダイエット、運動等の方法、メソッドに関しては、あくまでも取材対象者の個人的な意見、ノウハウで、必ず効果がある事を保証するものではありません。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]

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