ユヴェントスのスポーティング・ディレクターを務めるファビオ・パラティッチ氏は、チェルシーのマウリツィオ・サッリ監督の招へいに向けて、ロンドンに到着しているようだ。13日にイタリア紙『カルチョメルカート』が報じている。

 サッリ監督は今シーズン、ナポリからチェルシー指揮官に就任。シーズン開幕当初は無敗記録を樹立するなど好調であったが、シーズン中盤に入るとチームは不調に陥ってしまった。シーズン終盤で巻き返しに成功し、プレミアリーグでは3位につき、ヨーロッパリーグ優勝も果たした。

 パラティッチ氏は現在ロンドンに到着していると同紙は報じており、チェルシーとサッリ監督の招へいを巡り交渉を行なっているという。チェルシーオーナーであるロマン・アブラモヴィッチ氏は解任となった場合、サッリ監督に支払わなくてはならない契約解除金の減額を希望しており、交渉の進行が遅くなっているようだ。

 同監督自身はユヴェントスで母国復帰を果たすことを強く希望しており、チェルシー側にその旨を伝えているという。サッリ監督の後釜候補としてダービー・カウンティを率いる、クラブOBのフランク・ランパード監督が挙げられている。

サッリ監督はユヴェントスの指揮官に就任するようだ [写真]=Getty Images