新日本プロレスは14日の静岡・キラメッセぬまづ大会から新シリーズ『KIZNA ROAD 2019』を開催する。25日の宮城・仙台サンプラザホール大会まで計10大会のミニシリーズで、16、17日には東京・後楽園ホール大会2連戦を開催する。

 ビッグマッチとしては珍しくエンディングなきバッドエンドで終わった『DOMINION 6.9 in OSAKA-JO HALL』大阪城ホール大会だが、いくつかの因縁も生まれた。大阪城大会の結果を踏まえて、シリーズ最終戦の6.25仙台大会ではメインイベントでザックセイバーJr.対YOSHI-HASHI(ブリティッシュヘビー級選手権試合)、エル・ファンタズモ対田口隆祐(同クルーザー級選手権試合)のブリティッシュ王座2大選手権が実現する。

 クリス・ジェリコとの再戦を狙うIWGPヘビー級王者オカダ・カズチカとNEVER無差別級王者・石井智宏は、鈴木みのる率いる鈴木軍と対戦。IWGPインターコンチネンタル王者の内藤哲也タッグ飯伏幸太らの組と激突。棚橋弘至は、ジェイ・ホワイト率いるバレットクラブと連日タッグマッチによる対戦が組まれている。7月6日にアメリカ・アメリカン・エアラインズ・センターで開幕する真夏の最強戦士決定戦『G1クライマックス29』に向けた前哨戦が全国各地で繰り広げられそうだ。

 気になる『G1』の概要だが、今年も会場のスクリーン映像で発表されることが明らかにされた。16日の後楽園大会で出場選手とブロック分けが、17日の後楽園大会では各大会での対戦カードがそれぞれ一気に発表される。KENTA、ジョン・モクスリーといったWWE離脱組や、ジュニア勢も参戦を表明しているだけに見逃せない。オカダはIWGPジュニアヘビー級王者で弟分でもあるウィルオスプレイを要注意選手としている。両者が同じブロックに入るのかも気になるところ。斬新な組み合わせに期待したい。

取材・文・写真 / どら増田

昨年の『G1』カード発表\