デブのデブによるデブのためのファッションライフスタイルウェブマガジンMr.babe』編集長の倉科と申します。

 以前、雑誌版の『Mr.babe』で、今や破竹の勢いの某フリマアプリ社長であるK氏(当時は取締役)にインタビューをしたことがあるのですが、彼も我々しかり、ご自身も認めるいわゆる「デブ」(私たち的にはポチャイリッシュメンと呼びます)なのです。

 体型的はわかりやすくいうと「クマさん体型」で、ポヨポヨというよりはガチポヨといった感じの、客観的に見ると「頼れるクマさん」的な風貌の方です。

 世間では太っている人を「自己管理能力がない」などという方たちもいます。にもかかわらず、なぜK氏は巨大フリマアプリの社長になることができたのかをお聞きするべく、取材のオファーをしたところ、「デブ」がテーマにもかかわらず、快くインタビューに応じてくださいました(まずこの時点で心の広さを感じてしまうのは私だけでしょうか?)。

ビジネスにおけるぽっちゃり費用対効果とは!?

 K社長は「正直言って、これまでの実績、そして今のポジションは「デブ」であったからこそだと自負しています(笑)」と断言されました。

「自分で言うのもなんですが、僕は非常にポジティブ思考で、食べ物のカロリーも生き方のエネルギーも高ければ高いほどいいと考えています。なのでこの体型で仕事のときも、プライベートのときもいつもニコニコしているんですよね。

 自分の仕事内容はいつも社内を歩き回って、いろいろな部署の社員たちとコミニュケーションを取ること。そうやってウロウロしながらみんなと会話していると、その人が進めているプロジェクトの相談に乗れたり、トラブルの芽があるときは早めに察知して、解決に導いたりできるんですよ。

 まぁ、そういう役回りというかキャラクターと言うか(笑)。だから愛嬌と清潔感は大事にしています。特にウチは女性社員も多いので、不快感を抱かれないように清潔な印象には気を使っています。

◆清潔感のある「デブ」は仕事でも存在感を発揮!

 K社長はファッションについて「社内にいるときのコーディネイトには、白を多く取り入れるようにしていますね。清潔感のある色なので、相手に与える印象も悪くないんですよ」と、考えを明かしてくれました。

「よく『白は膨張色』って言われますけど、だからこそあえて着てるってところもあると思います。よりぽっちゃりに見えたほうが見た目の愛嬌がますので(笑)。たまに社員たちに厳しいことを言っても、その場の空気が殺伐とならないと言うか、不思議にどこかほんわかするんですよ。まぁ脂肪という着ぐるみというか、愛嬌を一枚まとっているおかげですかね(笑)。そういった部分で、組織にとって『明るいデブ』ってすごく重宝されますよね。」とK社長。

 インタビュー中も終始笑顔で人に嫌な緊張感やプレッシャーをまったく感じさせず、それどころかいつの間にかK社長の話に吸い込まれていき、つい話に聞き入ってしまうのです。これが「ビジネスぽっちゃりパーソン」の魅力なんだと感じてしまいました。

◆「デブ=コンプレックス」にしてしまうのはもったいない

 最後にK社長が「とにかくデブってコンプレックスだと思われがちですけど、違う視点から見ると、明るい印象を与えられるという、すごくポジティブな側面もあると思います。だから少なくとも私は痩せようなんて思わないです。僕の場合は仕事のメリットも考えてキャラ(体型)を維持しているので、もはや狙ってやっている『ビジネスぽっちゃりパーソン」なのかもしれません(笑)』と教えてくれました。

 彼の笑顔と「ポジデブ思考」は周りの人たちに「リラックス感」や「包容力」を感じさせ、「頼れるクマさん」的な魅力を感じさせます。

 だからこそ、彼の会社で働く方たちはのびのびと仕事ができ、実績をあげることができたのではないかと私は感じてしまいました。

 世のぽっちゃり諸氏も、この「ビジネスぽっちゃりパーソン戦術」を使いこなせれば、仕事もプライベートも充実したライフスタイルを送ることができるかもしれませんよ!

 まずは「デブ」であることを「ネガデブ」に捉えず、「ポジデブ」思考に変換することから始めてみましょう! 未来の「デブ社長」に万歳!!

【倉科典仁】
渋谷系ファッション雑誌『MEN’S KNUCKLE』の創刊編集長を務めたほか、暴走族雑誌『ティーンロード』や『特攻服ファッションカタログ』、『作業服スナップ』などエッジの効いた若者カルチャーをテーマにした雑誌を多数手掛ける。現在はウェブマガジンMr.babe』でデブに特化したファッションライフスタイル情報を毎日配信中

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