サンチャゴ・ベルナベウで大観衆の歓迎を受け、意気込みを語る

 ベルギー代表MFエデン・アザールレアル・マドリードに加入し、5万人のファンの前でユニフォーム姿をお披露目した。夢のクラブへの加入を実現させた28歳は「僕はまだガラクティコ(銀河系軍団)」じゃないと語り、個人賞よりもチームの勝利を目指すと意気込みを語った。スペイン紙「AS」が報じている。

 2012年から7シーズンに渡ってチェルシーで活躍したアザールは、今夏ついに夢のクラブと公言していたレアルへの移籍を実現させた。現地時間13日には本拠地サンチャゴ・ベルナベウで入団会見が行われ、スタンドには5万人のファンが駆けつけた。

 アザールは「5万人のファンが僕を見に来てくれるなんて信じられない。早くマドリードのシャツを着て、プレーしたい」と意気込んでいる。移籍金は1億ユーロ(約122億円)とも報じられており、デビュー前から早くもその期待の大きさが感じられる。

 2018-19シーズンのレアルリーガ・エスパニョーラで3位、UEFAチャンピオンズリーグ(CL)4連覇の夢も絶たれるなど失意のシーズンとなった。今夏には戦力の刷新も噂されており、中でもアザールには“ガラクティコ(銀河系軍団)”の看板を背負う存在として注目を浴びるはずだ。

 憧れのジネディーヌ・ジダン監督の下でプレーすることになるアザールは「ガラクティコ? 僕はまだガラクティコと呼べる選手ではないよ。いつの日かガラクティコと認められたいと思うけど、今はまだ単なるエデン・アザールだよ」と謙虚な姿勢で語っている。

 バロンドール受賞も期待されるが、アザールは「それが第一目標ではない」ときっぱり。「目指すのはクラブの勝利だ。(バロンドールのことは)頭のどこかでは考えてはいるけどね」とあくまでチームとして成功を収めることが最重要項目だと主張した。

 華麗なテクニックでロンドンのファンを魅了したアザールマドリードではどのような活躍を披露してくれるのだろうか。(Football ZONE web編集部)

レアル・マドリードに加入したMFアザール【写真:AP】