レアル・マドリードトッテナムの対照的な移籍方針が話題になっている。13日、アメリカメディア『ESPN』が伝えた。

 今夏の大型補強を進めるレアル・マドリードは、4日にセルビア代表FWルカ・ヨヴィッチ(フランクフルト)、7日にエデン・アザールチェルシー )、12日にフランス代表DFフェルランド・メンディ(リヨン)の獲得を相次いで発表した。

 3戦手の移籍金の合計は2億7300万ポンド(約375億円)と見られており、トッテナムが過去4シーズンに21選手の完全移籍での獲得に費やした合計2億4800万ポンド(約340億円)をわずか9日間で上回った。

 欧州サッカーにおける移籍金は年々インフレ傾向にあるため単純比較は難しいが、レアル・マドリードが来季の復権にかける意気込みと、1年半に及ぶ“補強ゼロ”で今季のチャンピオンズリーグ決勝まで辿り着いたトッテナムの成熟ぶりが改めて認識できる数字となっている。

6月に入って3選手を獲得したレアル(上)と補強なしでCL決勝に辿り着いたトッテナム(下)[写真]=Getty Images