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アメリカHuawei禁輸策の影響。

中国IT企業のHuaweiファーウェイ)が、上海で開催されたCES Asia 2019で予定していた新製品のノートPCMateBook」の発表を中止していたことが明らかになりました。

CNBCの取材によれば、Huaweiの消費者部門CEOのRichard Yu氏は、アメリカHuawei禁輸策によって「製品を供給できない」ためと発表中止の理由を説明。発表中止を残念としながらも、発表(発売)延期はどれほど遅れるかは、禁輸策しだいとコメント。ネタ元のThe Informationの解説によれば、Huaweiのコンシューマエレクトロニクス事業は、昨年の売上高1,070億ドル(約12兆円)のほぼ半分を占めていましたが、 そのほとんどがスマートフォンであり、ノートPCが占める割合はわずかといいます。しかし、ノートPC事業を年内に大きく拡大させる計画があったというのは痛いところ。

米国家安全保障上脅威であるとして、先月トランプ政権が発令した禁輸措置ターゲットとなったHuawei。米国の輸出規制リスト入りしてしまったHuaweiは、米国の許可なしでアメリカテクノロジーを購入することができません。ここでいうテクノロジーには、ハードウェアに使われる各種部品から、ライセンス契約して使うソフトウェアまで幅広く含まれています。Huawei側には、既存のソフトウェアアップデートするなど対策期間として90日間の猶予が与えられていますが、それも8月19日には終了。

ネタ元のArs Technicaは、中国の英字新聞Global TimesMateBookの発表中止(遅れ)に関する記事を紹介。そこには、Huaweiが7月発売予定の新ノートPC複数モデルありOSはWindowsを搭載するらしいとあります。Huaweiバンで、Microsoftとの関係も難しいことに変わりはないので、このへん実際どうなるか見ものですね。一方で、遅れの理由について、トランプ政権の禁輸措置には触れず、社のひらめき的な感じで言葉を濁しています。

アメリカと中国の関係が悪化する中、Huaweiをやり玉に挙げたアメリカの報復措置だとも言われる禁輸策。5Gと新製品の遅れ、テック好きには相変わらずどんより空が続いています。

Source: Ars TechnicaThe Information