セ・リーグパ・リーグの各球団が、日々熱戦を繰り広げているプロ野球セ・パ交流戦。13日の試合で前半戦の日程が終了し、14日からは後半戦に突入する。

 前半戦53試合の結果は、セから見て「23勝28勝2分」。パに対しては、今のところ5勝“ビハインド”という状況となっている。

 セがパに交流戦で勝ち越したのは、過去14年のうち2009年の一度のみ。この時以来の勝ち越しを実現させるためには、当然ながらここからの後半戦で現在の差を巻き返していくことが必要不可欠となる。

 現在の交流戦順位を見ると、巨人(6勝3敗)、DeNA(5勝4敗)、阪神(4勝4敗1分)が5割以上と奮闘。しかし、ヤクルト(3勝5敗)、中日(3勝6敗)、広島(2勝6敗1分)の3球団は負け越しと苦戦している。ここから5勝差を追いつき追い越すのならば、まずこの3球団がどれだけ借金を返していけるかが焦点となる。

 中でも奮起が期待されるのが、交流戦単独最下位に沈む広島。パの首位に立つ日本ハム(6勝2敗1分)、楽天(5勝4敗)がそれぞれ白星を先行させているだけに、セ首位の広島もなんとか一つでも星を戻してきたいところだろう。

 一方、前述の3球団に関しても、巨人は日本ハムソフトバンク(6勝2敗1分)、DeNA日本ハムソフトバンク、楽天、阪神は楽天とそれぞれパの勝ち越し球団との対戦を控えている。ここでどれだけ白星を稼げるかもまた、リーグ勝ち越しに向けて非常に大きな要素となってくることは言うまでもない。

 特に、残り試合が全て勝ち越し球団との対戦となるDeNAの役割は重要。それぞれのカードを勝ち越し以上で終えることができれば、リーグ勝ち越しがかなり現実味を帯びてくることは濃厚だ。

 昨年までとは違い勝ち越しリーグの6球団に、順位に応じた賞金は贈られない今年の交流戦。しかし、長らくパに後塵を拝してきたセとしては、“ニンジン”がなくとも一矢を報いたいところだろう。歴史上2回目の勝ち越しに向けた、セの後半戦にも要注目だ。

文 / 柴田雅人

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