高齢者の運転ドライバーによる事故が後を絶たない。群馬県で、80歳の男性が運転する軽トラックが、通学中の高校生に衝突する事故が発生した。
男はのちに現行犯逮捕されたが、過去に取っていた行動と今回の事故が結びつき、多くの人は憤りを隠せないようだ。
■4月に免許を返納していた
報道によると、事故は13日に発生。運動公園の駐車場に入ろうとした男が運転する軽トラックが、自転車を乗っていた通学中の高校生にぶつかる。高校生は左肘を打撲するケガを負った。
男はじつは、4月に運転免許証を自主的に返納していたことが判明。免許を持たずに運転し負傷させたことから、無免許過失致傷の疑いで現行犯逮捕された。
男は体力の衰えを感じ免許を返納したのちは親族に送迎されていたが、事故当時は不在だったことから自ら運転したとのことだ。
■怒り爆発の一方、返納の問題点指摘も
いくら親族が不在だったとはいえ、無免許で運転する行為は到底許されるべきものではない。ネット上でも、怒り心頭に発する人が相次ぐ。
「免許返納させても乗って学生轢くとかもう救いがねぇよ」
「絶望するな。返納後に運転する人がいるんじゃどうしようもない」
「こういうところが判断の衰え」
一方で、免許返納については、こうした指摘も出ている。
「返納してもこういうリスクあるからなあ」
「免許を返納しても自分にはまだ運転能力あるって思っちゃうもんな。将来、高齢者になる可能性のある人間には初めから免許を出さず運転もさせないべき」
「免許返納したまでは良かったのになぁ」
■免許は返納したくない?
しらべぇ編集部が運転免許を保有している全国20~60代の男女1,088名に「免許の返納」についての調査。結果、3割が「身体が動く限りは返納したくない」と回答している。地方だと交通の便が発達していないこともあり、車がないと生活できない現状も背景にはありそうだ。
運転免許を返納しても、今回のような事故は起こる。どのような対策が必要なのか、国民全体で考える必要があるだろう。
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【調査概要】
方法:インターネットリサーチ「Qzoo」
調査期間:2016年12月16日~2016年12月19日
対象:全国20代〜60代の運転免許を所持している男女1088名(有効回答数)
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