映画「女の機嫌の直し方」で、松井玲奈さん演じる新婦・北澤茉莉の相手(新郎)役を務める佐伯大地さん。同作は、真島愛(早見あかりさん)が卒論データ収集のためにアルバイトをしている結婚式場で、新婦の北澤茉莉(松井さん)のドレスがワインで汚れたことをきっかけに、新郎の北澤悠(佐伯さん)がけんかを始め、式中止の危機に陥ります。愛は男女脳の違いを新郎にアドバイスし、新婦の機嫌を直しますが…黒川伊保子さんの同名著書が原案のハートフルコメディーです。

 オトナンサー編集部では、佐伯さんに単独インタビューを実施。原案の感想や、女性の機嫌の直し方について聞きました。

この本を読んでいないことが悔しい

Q.原案の感想をお願いします。

佐伯さん(以下敬称略)「最初は理論立てて科学的に男の脳と女の脳の違いを説明してくれていて、後半になると、具体的に男はこうしたらいいよというアドバイスが載っている本でした。今までの人生でこの本を読んでこなかったことが悔しかったです。高校でこの授業があったらと思いました(笑)

読んだ女性は共感できると思いますし、早見さんのセリフでもあるように、男性に対して怒りが和らぎ、男は悪気があってやっているわけではなく、善意から起こるすれ違いなんだと分かってもらえると思います」

Q.劇中、松井さんのウエディングドレスが汚れてしまうシーンがありました。佐伯さんの結婚式で同じことが起こったらどうしますか。

佐伯「仕事関係の上司たちが来ているのに待たせてしまうという状況ですよね。それを想像すると、『一刻も早く着替えてくれ、一番高いドレスでいいから着替えてくれ、頼むから』と言っちゃいます。不機嫌そうな顔をしていたら、『何が気に入らないのか言って。時間がないから』と言います。後で揉めると思いますが(笑)」

Q.演じられた北澤悠と似ているところはありますか。

佐伯「たくさんあります。お互い優しいキャラなので(笑)この結婚式を幸せなものにしたいし、お母さんのことも大事だし、奥さんも大事だし。二人とも笑顔になる結婚式がいいというのは彼の正直な気持ちだと思います」

Q.女性の機嫌を直すテクニックはお持ちですか。

佐伯「そんなテクニックがないから困ってるんです(笑)ただ、この作品で学ぶべきことは、男と女は言語が違うと考えて、女の人が言っていることにお付き合いすることですよね。自分の脳みその中では反論したり、水をさしたり、腰を折ったりしたいと思っていても、ただ聞く。それは難しいんですが、形から入ることで良くなっていくんじゃないかなと。

そして、話に最後まで付き合う。ドレス選びも全部同じに見えるとか言わない(笑)女の人には同じに見えていないので」

Q.リフレッシュにされていることは。

佐伯「1人で映画館に行くことです。好きな映画を何度もリピートします。あとは、高い所が好きで、東京タワースカイツリーに行くのが好きです。上るのも好きだし、下から眺めるのも好きです。あんな高い建物を見ると、その時々の悩みがちっぽけに思えてどうでもよくなります」

 映画「女の機嫌の直し方」は6月15日から全国公開。

オトナンサー編集部