有名アニメを彷彿させるかっこいいシステムについて、導入した立教大学東京都豊島区)に取材した。

かっこいい「教室の開放状況表示」が話題に

立教大学の教室の開放状況等を知らせる表示が「かっこいい」とネット上で話題になっている。

同大は、授業で使用していない時間はパソコン教室を自習室として開放している。そのパソコン教室の開放状況を知らせる表示だ。

おしゃれフレームの中に教室番号や利用状況を表示した近未来的なデザインカラフルさもあいまって必要な情報がぱっと目に飛び込んでくる。

大人気アニメ新世紀エヴァンゲリオンシリーズにおいて、劇中の随所で登場する機器類の特徴的なデジタル表示を彷彿とさせる。

提供:立教大学

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ネット上に「なにこれ、カッコいい」「視覚的に分かりやすい」「面白い」「エヴァ」「使徒が来そう」「狙ったんだろうな」といったコメントが寄せられている。

授業時間の変更に伴い導入

このかっこいい表示はどのように導入されたのか?

立教大学メディアセンターヘルプデスク職員に話を聞いた。

—–どのような経緯で導入したのですか?

本学では2019年4月から、1回あたりの授業時間を90分から100分に変更しました。

これに伴い、関係するシステムの更新が必要になりました。その中で、本システムは老朽化していたため、作り直すことに決まりました。

提供:立教大学

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見る人への「分かりやすさ」を重視

—–なぜ、このデザインに?担当者がエヴァ好きだったのですか?

今回の更新に際して、システムを担当している部署であるメディアセンター内で、「一見しただけでどの教室が開放されているのかがわかること」を重視して提案を集めました。

その中で、一番わかりやすい案が採用されました。

その案を出した職員はかなり前から、こちらのサイトで紹介されている『「右上角欠けフレーム」に「斜めストライプ」を入れるとネルフ風になる』というテクニックをどこかで使いたいと考えていたそうです。

システムメディアセンターで内製したもので、市販されているものや外部の業者が作製したものをカスタマイズしたわけではないという。

そのため、デザインについては「見る人がわかりやすく」という思いで、採用された案を元にシステムを構築しました。

最初の案は「緑・黄・赤」という配色だったのですが、「緑」と「赤」は見分けづらい方がいらっしゃるということから、最終的に「青・黄・赤」に修正したものになりました。

▼最初の案

提供:立教大学

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案を出した職員はネットの皆さんが推測されている通り40代で、新世紀エヴァンゲリオンの初回放送をリアルタイムで視聴していたとのことです。

他にも「ガンダム00のモノトーン画面風」も考えていたそうですが、表示も元ネタも分かりづらいということで、出す前にボツにしたそうです。

ダサいという誤解を払拭したい

—–この表示への反響や効果を教えてください。

メディアセンターの学生スタッフから「スマホで撮影している学生の姿を目にしたことがある」と聞いていますが、メディアセンター以外の方から直接感想を伺ったことはありませんでした。

今回こうして広く話題になり、各方面の方々から良い感想を頂けたことを光栄に感じています。

システムの表示による具体的な効果は不明ですが、メディアセンターとしては、こういったもので少しでも多くの学生がPC教室の開放を利用してくださるきっかけになってくだされば嬉しく思います。

—–他にも、かっこいい表示を取り入れたシステムはありますか?

他には、かっこいい表示はありません。

これまでのシステムでは、分かりやすく、正しく伝えることを最優先しているために、かっこいい表示という観点は意識できていませんでした。

提供:立教大学

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—–大学内での情報表示において、大切にしていることや思いを教えてください。

まず考慮しないといけないことはアクセシビリティです。

今回の表示も視認性を高めるために文字の色と背景色のコントラスト比を4.5:1 以上確保するようにしました。

ただしアクセシビリティガイドラインがあるわけではないので、今後はそのようなルール作りも考えないといけないな、と思います。

また、往々にしてシステム部門の作るデザインは洗練されていない=ダサいという誤解(?)がありますので、今回取り上げていただいたことを機にその誤解を払拭できるよう、今後はデザインにも力を入れていきたいです。

立教大の「教室開放状況の表示」がエヴァっぽいと話題!発案者が「かなり前から考えていた」