オランダ女子代表FWフィフィアネ・ミデマーが、同代表の歴代最多得点記録を更新した。FIFA国際サッカー連盟)公式サイトが伝えた。

 ミデマーは、15日に行われたFIFA女子ワールドカップ フランス2019・グループステージ第2節のカメルーン戦で、W杯初得点を含む2ゴールを挙げて3-1の勝利に貢献。代表通算得点を60ゴールに伸ばして、2017年に現役を引退したマノン・メリスさんが当時29歳で樹立していたオランダ女子代表の最多得点記録を更新した。

 同選手は試合後、「特別なこと、人生で一度しかないようなことで、特別な経験になった。ワールドカップという舞台でゴールを決めたんだから、喜んでもいいし、少しクレイジーにもなってもいいと思う」と世界大会でのゴールを喜んだ。

 最多記録更新については、「みんなが記録について話をしていたし、自分もいつかは達成すると思っていた。今日達成できて嬉しいし、これからも数字を増やしていきたい」とコメント。ゴールパフォーマンスで前転を見せたが、「記録を破ったときは、ピッチで前転するって兄弟と約束していたの」と明かした。

 ミデマーは、2013年9月26日アルバニア戦で代表デビューを飾った。2015年カナダ大会のワールドカップ予選では16ゴールを挙げて、オランダ女子史上初のW杯出場に大きく貢献。2017年の女子ユーロでは、3ゴールを決めて初優勝に導いた。現在22歳ながら通算77試合の出場で、記録を塗り替えた。

2得点でカメルーン戦のプレイヤー・オブ・ザ・マッチに選ばれたミデマー [写真]=Getty Images