“川崎アカデミーの最高傑作”と称された三好、今季リーグ戦13試合3ゴールと上々の成績

 日本代表に初招集された22歳MF三好康児(横浜F・マリノス)は、タレントが揃う2列目の熾烈なサバイバルを刺激に変えて、むしろ楽しんでいるようだ。A代表デビューに向けて「自分のプレーを証明できればと思っている」と力を込めている。

 森保一監督率いる日本代表は、コパ・アメリカ南米選手権)で東京五輪世代を中心にメンバーを編成。その東京五輪世代で中核を成す1人がレフティーの三好だ。U-15日本代表から各代表を経験し、母国開催の五輪でも中心選手として活躍が期待されている。

 川崎フロンターレの下部組織出身で“アカデミーの最高傑作”とも称された三好だが、出場機会を求めて昨季に北海道コンサドーレ札幌へ移籍。ミハイロ・ペトロヴィッチ監督の下でリーグ戦26試合に出場して3ゴールマークするなど、シャドーの一角として存在感を示した。今季は横浜FMで攻撃陣の一角を担い、13試合3ゴールと上々のパフォーマンスを続けている。

 足もとの高い技術に加え、ドリブルやパスを駆使して局面を打開する三好だが、日本代表の2列目にはMF中島翔哉(アル・ドゥハイル)やMF久保建英FC東京レアル・マドリード)、MF伊藤達哉(ハンブルガー)、MF安部裕葵(鹿島アントラーズ)など、単騎で打開できる選手が揃っている。

ライバルたちとの競争は「それだけ多くのものを吸収できる」と歓迎ムード

 激しいポジション争いを繰り広げるなか、三好は「競争は楽しみ」と歓迎ムード。「いろんな選手とやることで、それだけ多くのものを吸収できると思っている」と味方からも盗める部分は盗み、自分の成長につなげる構えだ。共演の可能性もあるライバルたちとの競争を意識しすぎず、あくまで「自分のプレーを証明できればと思っている」というスタンスを貫く。

 これまでU-20ワールドカップAFCアジア選手権などを経験してきた三好だが、コパ・アメリカは「未知な大会」であり、「もちろん高ぶっている気持ちはありますけど空回りしないように」と準備に余念がない。

「今まで以上の自分たちが出せるわけではない。そこはしっかりできることをやるだけ」

 17日のグループリーグ初戦のチリ戦を迎える。技巧派レフティーは指揮官の信頼を勝ち取り、スタメンで代表デビューを飾れるだろうか。(Football ZONE web編集部・大木 勇 / Isamu Oki)

日本代表MF三好康児【写真:Football ZONE web】