中国メディア・東方網は14日、「日本人がどれほど中国文化を熱愛しているかは京都の古代建築を見れば分かる」とする記事を掲載した。

 記事は、数ある日本の観光地の中でも特に京都は中国人をはじめとする外国人観光客に人気が高く、なかでも中国人観光客は現地の古典建築に親近感を覚えると紹介。特に、寺や神社、そして二条城のような庭園建築には明らかな盛唐期の中国の面影が残っているとしたほか、一部の仏教の宗派は唐代の中国に直接の源を持つと伝えた。

 そして、ベトナムシャムなどの国が古代中国の付属国になったのに対し、日本は独立を保ち続けた一方で、中華文明を崇拝する姿勢を長きにわたり持ち続けたと説明。そのピークは盛唐の時期で、当時両国は仏教文化を柱とした交流を頻繁に進め、日本からはしばしば長安へ使者が派遣されて言語や礼儀、茶道、服飾などの文化を学んで帰ったとしている。

 記事は、唐の時代のエッセンスが京都の古代建築に色濃く残されているとしたほかに、京都にある一部の庭園には宋代、元代の跡も見ることができると紹介。金閣寺銀閣寺、永観堂などの庭園には、中国の皇家園林、蘇州園林の面影を見つけることができると伝えた。

 そのうえで、京都をはじめ、日本では古代中国の影響を色濃く受けた文化財の保護に全力が尽くされており、良好な歴史的風貌が今もなお保たれているとしたうえで、「こういった点から、多くの日本人にとって古代中国文化の地位は非常に高いことが見て取れるのである」と結んだ。(編集担当:今関忠馬)(イメージ写真提供:123RF)

日本人がどれだけ中国文化をリスペクトしているか、ここに行けば分かる!=中国メディア