今季はミランチェルシーで不本意なシーズンに… 代理人を務める兄が去就に言及

 チェルシーへの期限付き移籍期間が終わり、ユベントスへ復帰すると見られる元アルゼンチン代表FWゴンサロ・イグアイン。代理人を務める兄のニコラス・イグアイン氏は、同選手が来季以降はユベントスでのプレーを望んでいると明かした。また、ニコラス氏は「今年はゴンサロの1年になると思う」と完全復活を予言している。

 31歳のイグアインは2013年にイタリアセリエAに参戦すると、ナポリユベントスのエースストライカーとして活躍。ナポリで過ごした2015-16シーズンには、セリエA記録を更新するシーズン36得点を決めて得点王にも輝いた。

 しかし、今季はACミランに期限付き移籍するも、期待されたほどの活躍を見せることはできなかった。今年1月にはミランとの契約を半年で解消し、再度期限付き移籍の形でチェルシーに移籍していた。

 チェルシーとの契約には延長オプションもあったが、これは行使されずにユベントスへ復帰となることが濃厚だ。クラブを転々としている状況のイグアインだが、代理人の兄ニコラス氏はイタリアの「ラジオ・マルテ」で、同選手はユベントスプレーを続けると主張した。

「ゴンサロは契約を尊重したいと思っている。つまり、あと2年ユベントスに残るということだ。彼のユーベでのパフォーマンスは素晴らしいものだった。イタリアの他のチームに行くことはありえない。誰に対しても無礼なことはしたくないが、ゴンサロは再びイタリアプレーする。そして、その可能性があるのは彼を保有するユベントスだけだ」

 イグアインユベントスでの活躍に期待を寄せるニコラス氏は、「今年はゴンサロの1年になると思う」と完全復活に期待を寄せた。今季は不本意なシーズンを過ごしたイグアインだが、卓越した決定力を誇るかつての姿を取り戻すことはできるだろうか。(Football ZONE web編集部)

チェルシーFWイグアイン【写真:Getty Images】