6月9日にNHK大河ドラマ「いだてん~東京オリムピック噺~」の第22話が放送され、平均視聴率6.7%と急落。心配する声が上がる一方で、日本人女性初のオリンピック選手となる人見絹枝役を演じたダンサー菅原小春に対して「あー、いだてんの人見絹枝さんは、紅白の米津玄師LEMON』で踊ってた人か!」といった驚きのコメントが数多く躍っている。

「この回は女子スポーツの始まりと偏見との闘いが描かれた“女子アスリートの回”。主人公・金栗四三中村勘九郎)が赴任した東京府立第二高等女学校で、スポーツに目覚めた生徒たちがテニスで頭角を現し、岡山遠征した際に出会ったのが日本人選手で初めてアムステルダムオリンピックに出場して、800メートルで銀メダルを獲得した女子アスリートの先駆者でもある人見絹枝。周囲から背の高さを“男みたいだ”と笑われ、女子離れした体格にコンプレックスを募らせる姿を菅原が熱演しています」(テレビ誌ライター)

 実は菅原自身も身長170センチ。日本人離れしたプロポーション、身体能力を誇り、高校卒業後にロスへダンス留学。世界へ飛び出し、国際的なダンサー&振付師として活躍している。

「今をときめく、三浦大知EXILEとミュージックビデオで共演。去年放送されたNHK紅白歌合戦米津玄師とのコラボパフォーマンスには、驚きの声が上がりました。今回のオファーに対して『人見さんと通じるものがある』と語り、自身と境遇が似ていることからシンパシーを感じているようです」(前出・テレビ誌ライター)

 9日の放送では、4月28日に放送された第16話の大河ドラマ史上最低視聴率7.1%を更新。11日に行われた「いだてん」の“主演たすきリレー”会見では、金栗四三(中村)からたすきを受け取った第二部の主人公・田畑政治役の阿部サダヲは「一軒家ももうそんなにないでしょう。(視聴者には)帰ってきていただかないと」と苦しい胸の内を明かしている。

「少し下がったとはいえ、常時15%以上の視聴率を叩き出す番組『世界の果てまでイッテQ!』(日本テレビ系)、そして去年の10月からレギュラーとなったバラエティ番組『ポツンと一軒家』(テレビ朝日系)は5月19日から4週連続して平均視聴率19%越え。このあおりで、大河ドラマは苦しい戦いを強いられています。第2部がスタートする6月30日から気分も新たにスタートしたいところですが、なかなか難しいのが現状です」(夕刊紙記者)

 視聴率では苦戦続きの大河ドラマだが、菅原演じる人見絹枝は要チェック!?

(窪田史朗)

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