文字の読み書きや足し算など、小学校入学前に子供に身につけさせたい!と親が思うものはたくさんありますよね。
「○○ちゃんはもうカタカナが書ける、漢字が読める」など、ママ友のお子さんの情報を聞いて焦ることもしばしば。
早期教育の広がりから、最近の幼稚園では”宿題”が出ることろも珍しくはありませんし、英会話はもちろん話題のプログラミングスキルを身につけることができる幼稚園も存在します。
しかし、どの程度読み書きや算数ができるようになっていたら安心か、については人それぞれ。
今回は、小学生の娘をもつ筆者が感じた、小学校入学準備に必要なことをご紹介。
勉強の準備はそれほど焦らなくていい
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公立、私立など学校によって違いますが、いざ授業がスタートして感じるのは”勉強の準備に関してはそれほど焦らなくていい”ということでした。
1年生の初めはひらがなを1文字1文字丁寧に書く練習と音読、算数は数の数え方から。
確かに授業の進度はひらがなや数字が読める・書ける、前提で進められるため全く文字の読み書きができない状態で入学すると苦労はするかと思いますが、突然文章題が出たりすることはありません。
その他の授業は道徳であったり交通安全ルールや、季節の移り変わり(春の草花、夏に咲く花など)に触れたりなどこれから生きていく上で必要なことを身につけるものでした。
先生が子供に求めている、意外なこと
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では、学校の先生は子供に何を求めているのでしょうか。
入学前に必ずある「入学前説明会」では、早寝早起き、返事をすること、人の話を聞くことなど大体同じようなお話をされるはずです。
これらは、普段の生活や幼稚園や保育園を通して身につけられることなので難しいことではありませんよね。
そこで筆者は、家庭訪問の際にも”先生が求めていること”を質問しました。
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すると、「自分の力で困っていること、疑問に思うことを伝えられるようになること」という少々意外な答えが返ってきました。
新学期はどの年齢のお子さんも初めての学年を経験するため、不安でいっぱい。
そして、先生も生徒との信頼関係をこれから構築していく時期。子供は無意識に先生に遠慮してしまうそうなんです。
家庭でも、子供の話をきちんと聞いて、子供が思っていることを打ち明けやすい環境を普段から作っていくことが大切であると感じました。
時計を読めるようになると時間の使い方がスムーズに
最後に、これを身につけておけば便利!と筆者が感じていることをご紹介いたします。
小学校に入ると”時間”で活動することが主となります。
時計を読めるようになること、そして休み時間はあと何分で終わる、○時○分に家を出るなど
“あと○分!”という時間の感覚が身についていたらとても便利です。
例えば、3分間の砂時計を見ながら歯磨きをさせてみたり、公文の学習5分間などで短い時間の感覚がついたことで、あと10分あれば○○ができる、などと時間の使い方がスムーズになりました。
時計の読み方を教えることは難しく考えがちですが、今は100円ショップにもおもちゃの時計もあるので遊び感覚で始められてみるのもいかもしれません。
小学校入学までに子供に身につけさせたいことは各家庭それぞれ。
しかし、学校の先生の求めるものは子育てにおいてとても重要なことであると感じます。
子供の話をきちんときいてあげられる環境が整っているか、今一度振り返ってみられてはいかがでしょうか?
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