U-21欧州選手権が16日にイタリアサンマリノで開幕。開幕カードとなったグループA第1節のU-21ポーランド代表vsU-21ベルギー代表は、ポーランドが3-2で勝利した。

2020年東京オリンピックの出場枠4つが懸かることもあり、日本でも注目を集める今大会。予選を突破した12チームが3グループに分かれて争う今大会のレギュレーションでは、グループ首位3チームと、グループ2位の成績最上位の1チームが準決勝進出と共に東京五輪の出場権を得ることになる。なお、今大会の出場資格は1996年1月1日以降に生まれた選手となる。

開催国イタリア、前大会準優勝のスペインと優勝候補2チームと同居したグループAにおいて下馬評の低いポーランドベルギーの2チームによる今回の開幕戦。予選プレーオフを制し今大会出場のポーランドは、リバプール保有の守護神グラバラ、アーセナル保有のビエリク、セリエAブンデスリーガで活躍するコフナツキらが先発に入った。

一方、フル代表の躍進が目立つベルギーではティーレマンスらが招集外もバチュアイの実弟イセカや今季デュッセルドルフブレイクしたルケバキオ、ハダースフィールドの主力ムベンザら気鋭の若手がスタメンで起用された。

互いに初戦らしい慎重な入りを見せた中、時間の経過と共に地力で勝るベルギーが徐々に押し込んでいく。15分にはマンガラが強烈なミドルシュートで左ポスト直撃の決定機を作り出すと、直後に先制点を奪う。

16分、左サイド深くに抜け出したムベンザが左足でグラウンダーのボールをGKと最終ラインの間に入れると、相手DFの死角からニアに飛び出したイセカが右足インサイドを使った丁寧なワンタッチシュートゴール右隅へ流し込んだ。

先制後もベルギーが押し込む状況が続くが、相手守備の一瞬の隙を突いたポーランドワンチャンスを生かして追いつく。26分、ボックス手前でフリーのジュルコフスキにパスが渡ると、相手守備の寄せの甘さを察知したジュルコフスキがすかさずミドルシュートを狙うと、グラウンダーのシュートがDFにディフレクトしゴール左隅に吸い込まれた。

その後はややベルギーペースポーランドも前半終了間際にコフナツキが決定機を作るなど、ほぼ互角の展開の中、1-1のままハーフタイムに突入した。

迎えた後半も拮抗した展開が続く中、セットプレーから試合が動く。52分、ポーランドの右CKの場面でキッカーのヤギエロがファーを狙ってボールを入れると、競り勝ったビエリクの叩きつけるヘディンシュートゴール左隅に決まった。

ポーランドに逆転を許したベルギーはすぐさま反撃に出るが、ハーフタイムで守備を修正してきたポーランドの守備に苦戦。なかなか決定機を作れない。

一方、安定した守備でリードを守りつつ要所で見せる鋭いカウンターで追加点を目指すポーランドは79分、そのカウンターから右サイドを突破したジュルコフスキがボックス右で折り返すと、これをファーでドフリーのシマンスキが冷静に無人のゴールへ蹴り込んだ。

この3失点目で厳しくなったベルギーは最終ラインを削ってアタッカーのアムズをヴェルスハーレンに続いて投入。ここから猛攻を見せると、84分にはルケバキオの右CKをコールズが頭で合わせ、ようやく1点を返す。

しかし、試合終盤に入って守備的な交代カードを切って逃げ切り態勢に入ったポーランドベルギーの反撃を何とか凌ぎ切り、試合は3-2のスコアタイムアップグループAアウトサイダー同士の一戦を制したポーランドが今大会を白星でスタートした。

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