所属クラブで苦戦が続く柴崎、「2年間そんなに試合に出れていない」なかで活躍を期す

 森保一監督率いる日本代表は現地時間17日のコパ・アメリカ南米選手権)初戦でFIFAランキング16位のチリ代表と対戦する(エスタディオ・ド・モルンビー/現地20時・日本時間18日8時)。指揮官とともに前日会見に出席したMF柴崎岳(ヘタフェ)は「2年間そんなに試合に出れていない」と所属クラブでの状況を振り返り、「力を証明したい」と宣言した。

 今大会では東京五輪世代の若手を中心にメンバーを編成。MF中島翔哉(アル・ドゥハイル)やMF柴崎、DF冨安健洋シント=トロイデン)ら森保ジャパンの常連に加え、昨夏のロシアワールドカップ(W杯)に出場したFW岡崎慎司レスター)やGK川島永嗣(ストラスブール)らベテランを加えた陣容で臨む。

「僕らがどれだけできるか、一つの挑戦になる」と今大会を位置付けている柴崎だが、所属クラブでは苦戦続き。テネリフェからヘタフェへ移籍した2017-18シーズンはリーグ戦22試合1ゴール、そして2018-19シーズンは7試合ノーゴールに終った。

「個人としては2年間そんなに試合に出れていないので、自分の力をこういった大会で証明したい」

 昨夏のロシアワールドカップ(W杯)では日本のベスト16に貢献した柴崎だが、大会後のシーズンは出番が限られ、不完全燃焼に近い形で終えている。コパ・アメリカを「ロシアW杯と同等」と評するなか、日本の司令塔が華麗にタクトを振るってくれそうだ。(Football ZONE web編集部・大木 勇 / Isamu Oki)

日本代表MF柴崎岳【写真:Football ZONE web】