美術品を売る時は、高く買い取ってもらえるタイミングで売却することが大切です。
美術品の種類によって売却の最適なタイミングが異なりますので、
種類ごとに売却のタイミングをおさえておきましょう。

 

絵画や掛け軸は描かれているもので売り時が違う

絵画や掛け軸は描かれているもので売り時が違う
掛け軸を売りたいときは、どのような絵が描かれているかを確認してから売り出す時期を決めましょう。
掛け軸には、季節を象徴する図柄が描かれたものがたくさんあります。
春の図柄は桜・梅・桃、夏の図柄は朝顔やアジサイといった具合に、
季節の図柄が描かれた掛け軸は需要が高まる時期が予測できます。
売りに出す時期は、需要が高まる時期の2か月~3か月前がベストです。
買い取られた掛け軸は販売できるように手入れされるため、
需要が高まる時期よりも前に売っておくと、売却のベストタイミングに間に合わせられます。
絵画の需要は景気が上向きの時に高まる傾向があるため、
景気が良くなったタイミングが絵画の売り時です。
また、話題になっている作家の作品は高値で取引されるため、
どんな作家が人気を集めているのかをチェックしておきましょう。

 

骨董品は人気のジャンルを把握する

骨董品は、作成された年代や土地ごとにジャンルが細かく分かれています。
したがって、どのジャンルの骨董品が人気を集めているのかを把握し、
売却の最適なタイミングを見極めましょう。
2019年現在、骨董品の中でも特に人気が高いジャンルは中国美術品です。
中国美術品は様々な素材で作成されているうえに、美術品の歴史も非常に長いジャンルです。
中国美術品の素材は金・青銅・ヒスイ等の高価なものが多く、
保存状態が良ければ高価な値段が付く可能性が高まります。
また、作者の名前が判明するものがあったり、
作成された年代が古い骨董品に関しては特に高い買取価格が付きやすいです。
中国美術品は陶器の人気が特に高く、美しい白色が特徴の白磁はコレクター人気が高いジャンルの一つです。

 

茶道具は今が売り時

茶道具は、美術品の中でも高い値段が付きやすい分野です。
近年は海外で抹茶がブームとなっているうえ、
2020年東京オリンピックに向けた外国人観光客向けのビジネスが活発化している影響で、
海外の富裕層に向けた茶道具の需要が高まっているのです。
茶道具は美術品の中でも実用性が高い部類なので、
他の美術品よりも高い値段が付けられる傾向にあります。
より高い価値を狙うなら、茶碗単品よりも道具一式がセットになった状態で買取に出しましょう。
茶道具は、大きく分けると手習い用とお茶会用の2種類があります。
購入と売却の価格を比較すると、お茶会用の茶道具の方が高い値段が付く傾向にありますので、
茶道具をそろえるならお茶会用のものを購入しましょう。
茶道具の作家や伝来が分かる共箱が付いていたり、
茶道具を包む仕覆が一緒になっていれば高額査定が付きやすいです。
ただし、茶道具は贋作が多い美術品でもあるので、
茶道具の知識を豊富に備えた店舗で買取依頼を出しましょう。

 

ブロンズ像は時期を問わず売りやすい

彫刻は長い年月が経っても劣化しにくく、形を保ちやすい美術品です。
中でもブロンズ像は広く流通しているジャンルなので、
彫刻の売り買いを考えているなら、ブロンズ像に狙いを絞るのも効果的です。
ブロンズ像は、年月が経過すると緑青というさびが発生しやすくなります。
緑青は汚れや湿気を媒介に発生するため、ブロンズ像は風通しが良い場所で管理しましょう。
ブロンズ像の買取価格を決定するときは、
彫刻自体が持っている歴史的価値や有名作家の作品であるかどうかが大きく影響します。
有名作家の作品は高額な買取価格がつきやすいですが、
複製品の場合は安い買取価格になってしまいます。
また、有名作家の作品であっても大量に流通している作品であれば、
価格は安くなってしまうので注意してください。