中国本土への容疑者の引き渡しを可能にする「逃亡犯条例」改正案を巡り、改正に反対する香港市民と、鎮圧しようとする公安警察の間で混乱が広がっている香港。
香港政府トップの林鄭月娥(りんてい・げつが)行政長官は2019年6月15日16時(日本時間)、「逃亡犯条例」の改正についてを「審議を延期する。延期の期限は設けない」と発表しました。
しかし、完全な「撤回」ではなく「延期」であったため、16日に再び完全な「逃亡犯条例」改正案の撤回を求めるデモが起こりました。
この動画はそんな最中撮影されたもの。救急車がやってきて、一斉に道を開ける人々の姿が映し出されています。
動画には日本から「感動で言葉を失いましたデモは暴動じゃない多くの人々が参加する理由がわかるような気がします。」「200万人のデモで混乱や破壊活動がなかったということは本当にすごい」「素晴らしい、、これが本物の民主化デモ」などのコメントが寄せられています。
このデモを受け、香港政府トップの林鄭月娥行政長官は16日夜、「政府の対応が不十分だったために香港社会に大きな矛盾と争いを生み、多くの市民に失望と悲しみを与えたことに行政長官として市民にお詫びします」と謝罪しました。
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