トルコで、家族に愛されている1匹の犬が行方不明になりました。

犬の名前は『レオ』。レオの飼い主は町中を探し回りましたが、レオの居場所が分かる手がかりは見つかりませんでした。

ウェブメディア『The Dodo』によると、それから約2か月後に、レオの飼い主である夫婦の息子が仕事で隣の町を訪れます。

そこで彼はレオにそっくりの野良犬が、カフェの外に座っているのを見かけたのです。

息子はその汚れた野良犬の写真を撮って両親に送ることにします。しかし心の中では、「この犬がレオのはずはないか…」と思っていたのだそう。

なぜならその町はレオの住んでいた家から約97㎞も離れていたのです。

まさかレオがそんなところに…家族が確認しに行くと

「そんな遠いところにレオがいるはずがない」と思いながらも、家族は万が一の可能性を信じて、その野良犬がいる町に行ってみることにします。

息子に案内されて、野良犬がいたというカフェに向かう家族。そこで彼らが目にしたのは…。

Bu aile Leo'ya (Sokak köpeği) Zonguldak'ta bakıyor. Köpek bir gün kayboluyor. Aile, bayram için Bartın'a gidiyor. Bir kişi Leo'yu Bartın sokaklarında görmüş olabileceğini söylüyor. Sonrasını izliyorsunuz...

Posted by İŞSİZLER on Monday, June 10, 2019

「レオ!レオ!」

飼い主さんが名前を呼ぶや否や、瞬時に立ち上がったレオ。

ちぎれそうなくらいしっぽをブンブン振って家族に抱きつこうとする姿から、レオがどれほど喜んでいるかが伝わってきます。

この後、レオは家族と一緒に数か月ぶりに家に帰ったということです。

行方不明の愛犬があと2匹

たまたま飼い主の息子が隣の町を訪れて、カフェの前にいたレオを見つけるなんて、奇跡としかいいようがありません。

それはとても幸運な出来事ですが、家族にはまだ100%喜べない事情があるといいます。

『The Dodo』によると、レオがいなくなったのと同じ時期に、家族のほかの愛犬2匹も行方不明になったのだそう。家族は「地元の犬の誘拐犯の仕業ではないか」と話しています。

レオの場合も、もし近所で迷子になっただけなら、約97㎞も離れた場所で見つかるのは不可解です。

家族は引き続き、ほかの2匹の愛犬も探し続けていくそうです。2匹が早く見つかり、家族全員がまた一緒に暮らせるようになることを願います。


[文・構成/grape編集部]

出典
İŞSİZLERThe Dodo
※写真はイメージ