今年4月に俳優のレオナルド・ディカプリオが出演交渉に入ったと報じられたギレルモ・デル・トロが監督を務める『Nightmare Alley(原題)』だが、レオナルドが主演を務めることはなさそうだ。俳優のブラッドリー・クーパーが初期段階の出演交渉に入ったという。

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 米作家ウィリアム・リンゼイ・グレシャムの同名小説がベースの『Nightmare Alley(原題)』。1947年にも映画化されており、日本では劇場未公開だが『悪魔の往く町』のタイトルでリリースされている。1947年版は、詐欺師スタントンがカーニバルで働くようになり、そこで出会った偽読心術師の女性ジーナと人をダマしていくうちに、ジーナに操られていくようになるというストーリー。

 The Hollywood Reporterによると、レオナルドは出演契約するまでに至らなかったという。リメイク版はフォックスサーチライトが進めている。デル・トロ監督は新進気鋭の脚本家キム・モーガンと脚本を共同執筆。デル・トロ監督にアカデミー賞監督賞と作品賞をもたらした映画『シェイプ・オブ・ウォーター』のJ・マイルズ・デイルと共に、製作も務めるとのことだ。

 ブラッドリーは映画『アリー/スター誕生』に続き、監督・脚本・出演を兼ねる作品として音楽家レナード・バーンスタインの伝記映画『Bernstein(原題)』が決まっている。デル・トロ監督とのタッグは実現するのか、今後の続報に注目だ。

ギレルモ・デル・トロ監督メガホンの『悪魔の往く町』リメイクに出演する可能性があるブラッドリー・クーパー(C)AFLO