スポーツの醍醐味はやっぱり生観戦。今回、ウォーカープラスでは、日本最大級のサッカーサイト「Goal.com(日本版)」に、“簡単にわかる”今週末開催の全カードの見どころを聞いてみた。教えてくれたのは、編集部の上村迪助さん。

北海道コンサドーレ札幌vsサガン鳥栖 6月22日(土)14:00キックオフ@札幌厚別公園競技場

前節最下位に転落してしまったものの、元バルセロナイサッククエンカや気鋭の18歳、松岡大起を欠きながら決してネガティブでない戦いを披露したサガン鳥栖。“タイのメッシ”とも称されるチャナティップらを擁してアタッキングフットボールを志向するコンサドーレ札幌との一戦では、真価が試される。

横浜F・マリノスvs松本山雅FC 6月22日(土)18:00キックオフ日産スタジアム

オーストラリア代表監督アンジェ・ポステコグルーの下、JリーグNo.1の得点数を誇る横浜F・マリノス松本山雅FC戦では、中学生以下のサポーター1万名を招待する「F・マリノス キッズスタジアム」を開催し、お子様向けイベントも展開される。“国内最大級のスタジアム”を持つクラブによる“楽しませる”サッカーは一見の価値ありだ。

ヴィッセル神戸vs大分トリニータ 6月22日(土)18:00キックオフノエビアスタジアム神戸

トルステン・フィンク監督の初陣となった前節、ヴィッセル神戸は元スペイン代表のアンドレス・イニエスタのスーパーゴールで白星を飾った。3試合負け無しと調子を上げるなかで迎えるのは、徐々に順位を下げている大分トリニータ。試合を支配するJリーグ屈指のタレント軍団・神戸は、鋭いカウンター攻撃を得意とする大分を叩けるか。この試合が、今後の浮上を占う一戦となりそうだ。

名古屋グランパスvs清水エスパルス 6月22日(土)19:00キックオフ@パロマ瑞穂スタジアム

Jリーグ王者・川崎フロンターレの基礎を築いた風間八宏監督が指揮を執る名古屋グランパスでは、昨シーズンの得点王・ジョーが前節負傷から復帰したものの不発。直近4戦3得点未勝利とゴール不足が続くが、元ブラジル代表ストライカーの“完全復活”に期待がかかる。一方の清水エスパルスは4戦無敗9得点と爆発中。ホームチームのお株を奪う得点力を示せるか。また、試合当日には「串とソーセージの祭典」が開催。ジャンボサイズのお肉に舌鼓を打ちつつ、観戦を楽しむことができる。

ガンバ大阪vs湘南ベルマーレ 6月22日(土)19:00キックオフパナソニック スタジアム 吹田

3戦勝ちのない両チームによる一戦だが、ガンバ大阪は3連続ドロー湘南ベルマーレは3連敗とその状況は大きく違う。G大阪はエースとして得点力を発揮してきた韓国代表FWファン・ウィジョが5戦不発で得点力不足、湘南はハードワークを基軸とした守備が陰りを見せて3戦8失点と正反対の問題を抱えている。当日にはマーベル映画「X-MEN」とのコラボで限定ステッカーが当たる抽選会が行われるが、スタジアムで“ヒーロー”になるのはどちらの選手か。

セレッソ大阪vsジュビロ磐田 6月22日(土)19:00キックオフヤンマースタジアム長居

セレッソ大阪にとっては6月唯一となるホームゲーム。この試合に来場すると、7月中に行われるもう1試合に無料招待される“お得”な「ワンモアチケットキャンペーン」チラシがゲットできるが、C大阪にとってジュビロ磐田は“お得”な相手ではない。両者の直接対決は過去2年間で4度行われているが、結果は全てドロー。通算対戦成績では磐田が6試合勝ち越しており、C大阪は難敵の襲来に備えなければならない。

ベガルタ仙台vsFC東京 6月23日(日)19:00キックオフユアテックスタジアム仙台

久保建英を超名門・レアル・マドリーに送り出したFC東京は、首位を堅守しているものの直近3戦1勝2敗と成績は下降気味。日本代表としてエルサルバドル代表から2得点を奪った永井謙佑の状態も危ぶまれており、ここが踏ん張りどころとなっている。対するベガルタ仙台は13位に沈んでいるものの連勝中と好調を維持。また、ここまでの15試合で引き分けがわずか一試合のみとなるほど派手な試合を続けており、今節も白黒はっきりつけてくれそうだ。(東京ウォーカー(全国版)・浅野祐介/ウォーカープラス編集長)

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