新日本プロレスは16日、東京・後楽園ホール大会の第4試合終了後、今年の真夏の最強戦士決定戦『G1クライマックス29』に出場する10選手を場内のスクリーンで発表した。

 今年出場が決まった選手とブロック分けは次の通りだ。

<Aブロック
オカダ・カズチカ(8年連続8度目、12、14年優勝/IWGPヘビー級王者)、ザックセイバーJr.(3年連続3度目/ブリティッシュヘビー級王者)、棚橋弘至(18年連続18度目、07、15、18年優勝)、飯伏幸太(3年連続5度目)、EVIL(4年連続4度目)、SANADA(4年連続4度目)、バッドラック・ファレ(6年連続6度目)、ランスアーチャー(5年ぶり5度目)、ウィルオスプレイ(初出場/IWGPジュニアヘビー級王者)、KENTA(初出場)

<Bブロック
内藤哲也(10年連続10度目、13、17年優勝/IWGPインターコンチネンタル王者)、石井智宏(7年連続7度目/NEVER無差別級王者)、ジュース・ロビンソン(3年連続3度目)、矢野通(13年連続14度目)、後藤洋央紀(12年連続12度目、08年優勝)、ジェイ・ホワイト(2年連続2度目)、ジェフ・コブ(初出場)、鷹木信悟(初出場)、タイチ(初出場)、ジョン・モクスリー(初出場/IWGP USヘビー級王者)

 昨年出場した選手で今年エントリーから外れたのは、真壁刀義マイケルエルガン、YOSHI-HASHIハングマン・ペイジ、鈴木みのるケニー・オメガ、タマ・トンガの7選手。アーチャーが返り咲き、6選手が初出場だ。6.9大阪城ホール大会で出場をアピールしていたクリス・ジェリコの名前はなく、同様に同大会でアピールしたモクスリー、鷹木、KENTA、オスプレイはノミネート。コブとタイチも初出場を果たした。

 近年のG1はさながら、プロレス版『NHK紅白歌合戦』。出場することに意義がある大会として、選手にとってもモチベーションになっている。その証として、数日前から“落選”を悟っていたのか、鈴木みのるはSNSで新日本を批判。後楽園ホール大会では、マイクをつかみ「なぜ俺をG1に出さない」とアピール。希望している獣神サンダー・ライガーとの対戦も決まらず、みのるイライラは募るばかり。試合後もSNSで新日本批判を展開するなど、今後のみのるにはさらに気をつけておいた方がよさそうだ。

 『G1クライマックス29』は、7月6日にアメリカン・エアラインズ・センター(米テキサス州)で開幕。Aブロックの公式戦が行われるとみられる。優勝決定戦は、8月11日に東京・日本武道館大会で開催。気になる各会場の公式戦のカードは、17日の後楽園大会で発表される。

取材・文・写真/どら増田

鈴木みのる