[パリ 17日 ロイター] - パリ国際航空ショーが17日開幕した。米航空機大手ボーイング<BA.N>が新型「777X」向けのエンジン入荷遅れが判明、欧州同業のエアバスAIR.PA>は「A321neo」の長距離バージョンを投入した。

GEアビエーションは、ボーイング777X用に生産する「GE9X」エンジンの部品に予期せぬ磨耗が見つかったとして、再設計や試験を行う間、数カ月の遅れが出る見通しを明らかにした。

ボーイングの商用機部門幹部は、777プログラムの遅れについて予測するのは時期尚早との認識を示した。年内の初飛行、来年の運航開始を目指す。

航空各社が燃費を高めた単通路機運用の柔軟性最大化を模索する中、エアバスは狭胴機で航続距離が最長とされる「A321XLR」を投入。より高費用の広胴機が占める長距離路線を視野に入れるほか、ボーイングが開発検討中の新中型機(NMA)市場にも食い込むとみられている。

エアバス営業幹部は「北東アジアから南アジアへ、中東からバリ、日本から豪州まで飛行可能」と胸を張る。関係筋によると、エアバスは200件近い受注・新モデルへの転換獲得を目指しているもようだ。

貿易摩擦や景気鈍化に加え、ドイツの航空大手ルフトハンザ<LHAG.DE>が利益見通しを引き下げるなど、今年は比較的低調なムードが漂う。