2019年5月26日バンコク都心の商業施設ゲートウェイエカマイで、空手大会が開催されタイの子ども達、約100人以上が技を競い合った。

 今回で6回目となる空手のオープン大会「e-body design杯」は、禅道会心技道場が主催。道場に通う子ども達を中心に100人以上が参加した。会場となったゲートウェイエカマイは、日本料理店が多く入居する商業施設でもあることから、普段から多くの日本好きタイ人が利用しており、イベントスペースに設けられた特設会場には、多くの観客も子ども達の奮闘に熱い声援を送っていた。

 タイでは、国技ムエタイのほかテコンドーの人気が高い。しかし、テコンドーは手足の長い選手が有利になる特徴もある。心技道場では、開設以来日本の空手を中心に身体の大小に関わらずに個性や特性に合わせた指導を実践をアピール。その成果も徐々にではあるが、道場の生徒数や大会参加の増加という形で現れ始めているという。

「道場では、身体的な有利不利が無いように一人一人の身体に合わせた指導を行っています。タイの子ども達は体つきが大きくなって来ましたが、日本の武道の精神にも非常に興味を持って取り組んでくれています。技だけではなく、礼儀の指導を通して、心も伴ってこそ日本の武道が成り立っていることを生徒達には伝えています。あとは、もっと多く広く普及させていきたいところです。」

 このように語った秋山賢治禅道会タイ国バンコク支部長・心技道場代表は、口にこそ出していないが、テコンドー人気への対抗心は隠しきれていない様子だった。道場では、空手だけでなく、ムエタイや柔術も教えており、より総合的な指導を特徴としていることからも、子ども達の関心も高まっている。バンコクに3カ所(プラカノン、トンロー、レインヒル)ほか、シーラチャも含めて4カ所に道場がある。

100人以上のタイの子ども達が空手の技を競い合った。(心技道場提供写真)