MeseMoa.全国ツアー2019【Ch8～チャンネル8～】2019.5.26（sat）森ノ宮ピロティホール

2012年に結成された動画投稿サイト発の9人組ボーイズグループ「MeseMoa.」。2016年に初の全国47都道府県をまわるツアーを成功させ、現在は武道館のワンマンライブを目標に精力的に活動を続ける彼らが、2019年の全国ツアーをスタートさせた。

大阪・森ノ宮ピロティホールを皮切りに、ファン待望の全国ツアー2019『Ch8～チャンネル8～』７か所12公演がキックオフ。5月25日（土）の初日公演には全国からファンが駆け付けた。1部が開場すると、トレカくじの引換がスタート。開演前はお目当てのメンバーのトレーディングカードを交換しあうファンの姿も。各会場２部制で行われるこのツアー、1部はトークメインで、2部が歌・ダンスがメインのライブとなっており、各部で異なるメンバーのソロパートが設けられるなどお楽しみが満載で、全公演見逃せない内容となっている。今回、SPICEでは特別に大阪初日公演の1部をレポートする。

サブリーダー・気まぐれプリンスの影アナで注意事項がアナウンスされると、元気よく「はーい！」と返事するお客さん。ペンライトを手に盛り上がる準備はバッチリだ。

オープニングでは、某音楽番組風の演出でメンバーがひとりずつ階段から降りてくると、黄色い歓声が会場に響く。

にーちゃん（パッションピンク）、白服（イエロー）、気まぐれプリンス（ライトブルー）、フォーゲル（グリーン）、ノックソ（パープル）、二番煎じ（エメラルドグリーン）、とみたけ（ピンク）、野崎弁当（ブラウン）、あおい（レッド）の順にチェスをイメージした新しい衣装を纏ったメンバーが、それぞれの個性豊かな自己紹介を披露。ファンも元気にコール＆レスポンスで応える。※()内はメンバーカラー。

今回の全国ツアーは『Ch8～チャンネル8～』というＴＶ番組を模したタイトルに。トーク＆バラエティ、クイズ、お笑い、ドラマ、料理、音楽、スポーツ、アニメ＆ゲームの８つの異なるジャンルの企画を回替わりで届ける。各会場２部公演となっていて、12公演全24回それぞれ内容が異なるため、ファンなら何度も足を運びたくなる。

「はじめての試みなのでドキドキなんですが……みなさんと楽しい時間を過ごせたら！」とリーダーの白服が意気込みを語ると、早速、某人気トークバラエティのパロディ「めせトーク！」がスタート！　気まぐれプリンス、ノックソが司会で「今週のアイドルさんに登場していただきましょう！」と呼び込むと他7人が登場。「もしも話大好きアイドルです！」というくくりが紹介されると、セルフで椅子を用意して定位置に座るメンバーに、会場から笑いが起こる。

歌とダンスのコーナーでは、各公演ごとに異なるソロやユニットも見どころのひとつだ。初日公演のトップを飾ったのは、気まぐれプリンス＆ノックソ。全力でパフォーマンスする２人にファンから惜しみない声援が送られ、それぞれのメンバーカラーである水色と紫のペンライトが会場を埋め尽くした。全員による「明日の日に灯をともそう」では、フォーメーションが楽しいダンスで各メンバーの見せ場もたっぷり。夏にぴったりの爽やかなナンバー「サマー☆ビーナス」では、「めっちゃ好きやでー！」と大阪弁の歌詞で盛り上げ、一緒に振り付けを楽しむファンに笑顔があふれた。

最後は全員で「チェスでアタック６４」と題したゲームに挑戦。ミッションをクリアするとステージにセットされた12本の柱のマスがクリアしたメンバーカラーに点灯していくという陣取りゲームだ。「ミッションの内容は僕も知らされてないんです」と明かす司会の白服に、「ほんまか？」（とみたけ）、「リーダーの職権乱用？（笑）」（気まぐれプリンス）と疑いの目を向けるメンバーたち。そんな中、トップバッターに指名されたのはにーちゃん！「リコーダーでドレミファソラシドを演奏（一発勝負）」という一問目としては、ハードルが高い問題だったが、「リコーダーを手にしたのは小学生以来！」といいながらもなんと一発クリア！

続いて、「8人分の飲み物を覚える記憶力テスト」「常識クイズ」などの頭脳系問題から、「縄跳び二重とび10回（一発勝負）」「30秒腹筋対決」などスポーツ系、「目隠しで誰の手かをあてる感触テスト」「15秒以内に指名したメンバーの好きなところを10個言う」などのメンバー愛を確かめるものまでバラエティ豊かな問題が出題され、ひとりずつ挑戦！メンバー同士の仲の良さや、意外な一面を垣間見ることができたファンは大喜び。9人中5人がミッションをクリアし「初日にしてはいい感じ♪」とメンバーも満足気だ。この日クリアしたお題は、次回以降の再チャレンジも可能とのことで、逆転劇にも期待が高まる。「トークや企画メインのライブははじめてだったが楽しかった！」と大成功の中、初日公演を終えた9人。今後各会場でどんな企画が披露されるのか、残りの公演もお楽しみに！

取材・文＝岡田あさみ　

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