とはいえ、やはりアレルギーの考慮や喉への詰まりなど注意も必要です。調理方法や注意点をご紹介しますのでぜひ参考にしてみてください!

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■離乳食にぶどうを取り入れたい!いつから使えるの?

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ぶどうは離乳食初期から使えます。初期から後期まで、どんな調理法で取り入れたら良いか、どのような点に注意したら良いかをご紹介します。ぜひ試してみてください!
・初期は、まずは加熱した果汁から




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皮をむき、種を取り除いたぶどうを火にかけ煮ます。茶こしやザルに入れてフォークなどで潰し、果汁を搾ったら白湯で薄めてできあがり。加熱はレンジですることもできます。
・中期・・・生のまま細かく刻んで




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皮をむいて刻むだけでOK。アレルギーが気になる場合は、皮をむいて加熱したものを刻んで。皮ごと食べられるタイプのぶどうも、最初は皮の舌ざわりやのど越しが気になることがあります。皮むき・皮ごと、少しずつ慣らしてみましょう。
・後期・・・食べやすい大きさに




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もぐもぐができるこの時期はぶどうを生のまま、喉へ詰まりくいサイズにカットすればOK!デラウェアは小粒ですがツルっと喉に入りやすいので、小さくてもそのままではなくカットした方が安心です。また、ぶどう好きのお子さんはどんどん口に入れてしまうことがあるので注意して。

■おいしいのにうれしい効果!ぶどうに含まれる成分って?

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ぶどうはおいしいだけでなく、栄養面でもうれしい効果があります。子どもも大人も取り入れたい、ぶどうに含まれる成分や効果をご紹介します。
ぶどうといえば!抗酸化作用のあるポリフェノール




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ぶどう(特にピオーネなどの紫のぶどう)はアントシアニンなどの抗酸化作用があるポリフェノールを多種類含んでいます。体の酸化を防いでくれるといわれており、生活習慣病の予防の効果があると期待されている成分です。
・疲労回復の効果があるブドウ糖、果糖
ぶどうには、体に吸収されやすく疲労回復に良いとされるブドウ糖と果糖が含まれています。これらの糖は、体内で代謝の経過を経ず、そのままエネルギーになってくれるため、疲労回復効果が高いといわれています。

■離乳食に使う際のぶどうの下ごしらえと保存方法

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赤ちゃんは一度にたくさん食べるわけではないので、少量の離乳食を毎日作るのは大変ですよね。そんなときは新鮮なうちにたくさん作って保存しておくと便利です。毎日の離乳食作りをなるべく楽にしちゃいましょう!
・初期の下ごしらえと保存方法




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ぶどうの皮と種を取り除き、鍋で煮る、もしくはレンジにかけて加熱したら、茶こしやザルなどでしぼって白湯で伸ばします。製氷皿に少しずつ分けて入れ冷凍しておくと、使いたいときに少しずつ使うことができて便利です。
・中期から後期の下ごしらえと保存方法




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初期と同様、火にかけた実と果汁をそのまま製氷皿に入れて冷凍できます。解凍して食べる際、実が大きく残っている場合は実を刻むと安心です。
ぶどうは皮ごと冷凍することもできます!




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ぶどうは房から取り、皮がついたままでも冷凍保存ができます。皮をむいてから冷凍すれば、冷凍庫から取り出してそのまま鍋で煮て初期用に使えます。皮ごと冷凍なら中期・後期用に刻むだけでOK!また、幼児にはそのままでシャーベットのように食べることができるので夏はうれしいデザートになりますよ。

ぶどうを与える際の注意点は?おいしく安全に取り入れよう

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子どもが口にするものには細心の注意が必要です。もし何かあっても大丈夫なように、それぞれの月齢に応じた注意点を頭に入れておけば安心ですね。
・特に生は要注意!気をつけよう、アレルギー対策




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初めてぶどうを与える際は、アレルギーに注意が必要です。アレルギーの症状が出たらすぐに小児科に行けるよう、診療時間内に小さじ1杯ぐらいの量をあげてみて。また、もしもアレルギー症状が出たときのために、初めて食べる食材を一回に複数与えないようにすると、アレルギーの原因がわかりやすいので対処が早く行えるという利点があります。
・表面がツルツルなので喉に詰まらせないよう注意して
ツルっと飲み込みやすいので、皮を剥いてそのまま与えるのはNG!必ずカットしましょう。デラウェアなど小さなブドウも、気管に入りやすいサイズです。しっかり噛めるようになるまではカットすると安心ですよ。



・皮はまだ硬いので消化不良を起こすことも
今は皮ごと食べられるぶどうが増えていますが、皮は赤ちゃんにはまだ硬く、丸飲みしてしまうことが多いんです。消化できずに便にそのまま出てしまうこともあるため、皮をむく際少しずつ残す皮の量を増やすなど、注意しながら慣らしていきましょう。


■赤ちゃんも果物大好き!他の果物っていつからOK?

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果物は甘みがあり、喜んで食べてくれる赤ちゃんも多いはず。栄養価も高く、積極的に取り入れたいですよね。ぶどう以外にも離乳食に使える果物はたくさんあります。最初に与える場合は、どの果物も加熱して離乳食に取り入れてみてくださいね。
・火を通すと甘みが増しておいしい、いちご




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いちごは初期から取り入れられます。初期の場合、加熱後裏ごしして種を取り除いてあげると飲み込みやすいですね。中期からは生のまま潰す、またはカットすればOK。
・安価で取り入れやすい、キウイ




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アレルギーが出やすい果物なので後期からがおすすめ。加熱後カットする際、最初は種を取り除いてあげましょう。酸味が強い場合はすり潰したさつまいもと混ぜると食べやすくなりますよ。
・大人も子どもも冬はやっぱり!みかん




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初期からOK。薄皮を取り除いて加熱し、果汁からはじめてみて。中期・後期は薄皮を取り除いたら手でほぐすだけで食べられます。
・1年通して手に入り、加工がしやすいバナナ




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初期からOK。バナナは電子レンジで簡単に加熱することができます、加熱後、すりこぎやフォークでしっかり潰せば、とろみが出るので裏ごししなくてもそのまま与えることができます。

■安全に取り入れて、ママも赤ちゃんもうれしい!
大人からも人気のぶどう。親子でおいしさを共有できるってうれしいですよね。初期・中期・後期で作り方を変えてあげると、安全においしく食べられます。また、まとめて作って保存すると毎日の離乳食作りを少し楽できますよね。クックパッドなどにもレシピが掲載されています。おいしいぶどうが手に入ったらぜひ試してみてくださいね!
(mamagirl

掲載:M-ON! Press